京都市交響楽団ブログ『今日、京響?』をご覧の皆様にお知らせです。
日頃は当ブログをご愛顧いただき誠にありがとうございます。
このたび、京響公式ホームページ内で更新しておりましたブログを、
Ameba(アメーバブログ)に移転させていただきました。
↓新しいブログはこちらからご覧いただけます。
https://ameblo.jp/kyotosymphony
皆さまにはご不便をおかけいたしますが、お気に入りやリンク等のご変更を
よろしくお願いいたします。
今までと同様にコンサート記録をメインに記事をアップしていきますので、
今後ともよろしくお願いいたします!
無観客ライブ配信!京響=広上「第643回定期演奏会」
今日の京響は「第643回定期演奏会」の
無観客ライブ配信でした。
本来であれば、今日と明日はたくさんの
お客さまをコンサートホールへお迎えして
定期演奏会を開催する予定だったのですが、
新型コロナウィルス感染症を巡る状況を鑑み、
やむなく公演は中止。しかしながら急遽、
今日3/28(土)のみ無観客で演奏をして
ライブ配信をすることが決定!
我らが常任指揮者兼ミュージック・アドヴァイザー
広上淳一さん指揮のもと、
シューベルトの交響曲第5番と、
国際的に活躍されている
素晴らしいソプラノ歌手
森谷真理さんを独唱にお迎えした
マーラーの交響曲第4番という、
広上マエストロとっておきのプログラムを、
無観客による演奏のライブ配信で
じっくりとお聴きいただきました♪
こちらは会場でお配りさせていただく
予定でありましたプログラムです・・・。
春の陽ざしのように温かいカラーです☆
実は3月末で、トランペット奏者 早坂宏明さんと
ヴィオラ奏者 髙見祥子さんが卒団されます。
プログラム冊子に掲載して
ご来場の皆さまにお読みいただく予定だった
お二人のメッセージも、ぜひお読みください!
♪早坂 宏明(トランペット奏者/1989年4月入団)
平成元年4月に29歳で入団しました。出雲路の練習場が
新築された時で、オーケストラ専用の練習設備を備えた
建物は、全国的に注目を集めました。創立当初からの
先輩もおられ、京響の歴史や苦労話をよく伺いました。
井上道義さんと大友直人さんの時代に、無我夢中で
頑張った思い出がたくさんあります。その頃毎月の定期を
放映していたKBS京都の「京の響」を観ると懐かしく
思い起こされます。広上淳一さんとの12年間は
京響が一流のオーケストラに進化していく時代でした。
あっという間の31年間でしたが、ここまで同席させて
いただいた事は人生の宝物になりました。
これまで苦楽をともにした京響団員の皆様、
理事者の方々、そしてなによりも京響の演奏会に
お越し頂いたお客様に感謝いたします。
どうか今後も京響に変わらぬご支援を
よろしくお願いします。
♪髙見 祥子(ヴィオラ奏者/2003年5月入団)
京都で初めて京響の演奏を聴いた時、何よりも客席
全体が温かな空気に包まれていることに驚き、嬉しく、
感動したことを今でも鮮明に覚えています。それまで
数多くの演奏会に足を運びましたが、体験したことの
無い初めての感覚で、この様なお客様が来て下さる
オーケストラに入団したいと思い、住み慣れた東京から
新幹線に乗り、京響のオーディションを受けました。
入団後は、素晴らしい奏者、優秀なスタッフ、事務の方
に囲まれて、得難い経験を沢山させていただきました。
これも京響を支えてくださるお客様があって出来ることです。
本当にありがとうございました。そして今後も躍進する
京響を、どうぞ末永く見守っていただけますよう、
お願い申し上げます。
今回の配信をしてくださったのは
カーテンコールさま!
クラシック専門ストリーミングで、
ハイクオリティな配信技術が高く評価されています☆
京響プレミアム(Life)や「時の響」公演でも
配信をしてくださいましたのでおなじみですね!
今回は急遽、京響のためにご協力いただき、
配信をしてくださることになりました。
本当にありがとうございました!!
(このような感じで↓配信が行われておりました!)
無観客の中、いよいよ本番。
(拍手がないのは、やはりさびしいです・・・)
まずはシューベルトの交響曲第5番。
シューベルトといえば、京響=広上でお贈りした
2019年3月 第9回名古屋公演での「未完成」や
2015年10月 大阪特別公演での「ザ・グレート」が
有名ですが、今回の交響曲第5番も
シューベルトの魅力を満喫できる人気の名曲です♪
全4楽章で、シューベルトらしい軽やかで歌うような、
そして純真で悲しいほど美しいメロディに満ちていて、
長調と短調の間をさすらうような
シューベルト独特の転調に心奪われます。
休憩をはさんで後半は、マーラーの交響曲第4番。
マーラー作品の中では比較的規模が小さめですが、
最終楽章にソプラノ独唱が加わって
マーラーの個性あふれる中期の傑作です♪
特徴的なフルート&鈴の音がマーラーらしい、
生き生きとして溌溂とした
豊かなオーケストラ・サウンドを
たっぷりと味わえる第1楽章。
交響曲第5番の冒頭によく似たトランペットの
ファンファーレもきこえます!
そして、2挺のヴァイオリンを巧みに弾き分ける
コンサートマスター会田莉凡さんのソロが際立つ第2楽章。
会田さんが長2度高く調弦したヴァイオリンで、
不気味な死神の弾くヴァイオリンを表現します!
「安らぎに満ちて」という表示のとおり、
心にしみわたるドラマティックな第3楽章では、
最初にあらわれる2つのテーマが変奏されていきます。
冒頭はヴィオラ、チェロ、コントラバスが語りかけ、
物悲しいメロディのオーボエの独奏も印象的です♪
マーラーならではの管楽器のベルアップもカッコいい!!
この楽章の終わりごろに、下手袖から
ソプラノ森谷真理さんがそっとステージへ入場。
そして最終楽章の第4楽章は、
ソプラノ森谷真理さんが、天上の生活を描いた
「子供の不思議な角笛」の詩を
清らかな声で表情豊かに歌ってくださいました!
しっとりと心の奥まで届くような深い感動のうち、
ハープとコントラバスの弱音による静かなフィナーレ!
マエストロ広上&森谷真理さん、そして、
京響メンバーにブラボー☆☆☆!!!
(無観客でしたが、配信をご覧いただいている
たくさんの皆様からの温かい拍手とブラボー、
京響メンバーの心にしっかりと届いておりましたよ!!)
終演後には、4月から広上淳一さんが
京都コンサートホールの館長に
就任されることが発表され、
門川大作 京都市長からお祝いの花束が!
今回の定期演奏会で2019年度が終了し、
広上さんの第12代常任指揮者の任期が終了。
京響=広上の黄金時代12年間にいったん区切りをつけ、
4月からは「第13代」と代を改めて常任指揮者に就任して
芸術顧問を兼任するマエストロ広上!
これから始まる京響=広上の新たなるステージに、
皆さまどうぞご期待ください!
さらに、3月末で京響を卒団される
トランペット奏者 早坂宏明さんに
京響トランペットセクションから感謝の花束と、
感謝のアンコール演奏が!!
(アンコール曲=シューベルト:「ロザムンデ」間奏曲)
広上さんのすぐ前の特等席!で
アンコール演奏を聴く門川市長と早坂さん!
こちらは終演後の広上淳一さんと森谷真理さんの笑顔です。
感動のコンサートをどうもありがとうございました!!
このような状況での無観客公演ではありましたが、
ライブ配信によって世界中の方々にお聴きいただき、
私たちの音楽で生きる希望を少しでもお届けすることが
できたのであれば、とてもうれしく思います。
本日のライブ配信をご覧いただきました
世界中の皆さまに深く感謝申し上げます!!!
(4万5千人を超える方々にご覧いただくことができました!
本当にありがとうございました!!!)
次回の定期演奏会は、
4/24(金)開催「第644回定期演奏会」です。
桂冠指揮者 大友直人さんを指揮にお迎えして、
若き期待のヴァイオリニスト荒井里桜さんのソロで
ブルッフのヴァイオリン協奏曲第1番と、
マエストロ大友の勝負曲、
エルガーの交響曲第2番をお贈りします。
チケットは、京都コンサートホールほかで絶賛発売中です。
■京響第644回定期演奏会 公演詳細⇒
今回は皆さまに会場で演奏をお聴きいただくことができず、
本当に残念でなりませんでしたが、
1日も早くこの事態が終息し、いつものようにまた
皆さまをコンサートホールへお迎えできますことを
ひたすら願っております♪
明日は「第643回定期演奏会」無観客ライブ配信!
今日の京響は「第643回定期演奏会」のホール練習でした。
本来であれば、明日3/28(土)と明後日3/29(日)に
たくさんのお客さまをコンサートホールへお迎えして
定期演奏会を開催する予定だったのですが、
新型コロナウィルス感染症を巡る状況を鑑み、
お客様及び出演者、関係者の安全と健康を
第一に考えてやむなく公演を中止し、
3/28(土)のみ無観客で演奏を行い、その様子を
無料でライブ配信することといたしました。
無観客ライブ配信は、
クラシック専門ストリーミングサービス
「カーテンコール」でご覧いただけます。
下記のリンクよりアクセスをお願いいたします。
★無料ライブ配信日時:2020年3月28日(土)14:30開始予定
「カーテンコール」配信サイトはこちらから⇒
★広上マエストロのメッセージもお読みください!⇒
★チケット払戻し方法など詳細は、
こちらからお願いいたします⇒
さて、2019年度を締め括る今回の定期の指揮は、
我らが常任指揮者 広上淳一さん!
お聴きいただくのは、
歌曲王シューベルトが19歳で書いた
天に昇るような旋律の交響曲第5番と、
最終楽章(第4楽章)でソプラノ独唱の森谷真理さんが
天上の生活を歌うマーラーの交響曲第4番という、
若き日の広上さんがバーンスタインのアシスタントを
務めていらっしゃった頃の思い出のプログラム☆
2008年から続く京響=広上12年間の集大成として、
また、2020年4月から始まる新シーズンへの
大いなる期待を込めてお贈りいたします。
こちらは、今回の公演でお配りする予定でありました
京響の最新チラシたちです!
(次回コンサートホールにご来場の際には
ぜひお手にとってご覧くださいませ!)
9/27「大阪特別公演」は先週から絶賛発売中で、
6/26「第646回定期」は明日から発売!
(広上さん日本初指揮!ブルックナーの交響曲です♪)
そして人気の「オーケストラ・ディスカバリー2020」は
ただいま4回シリーズ通し券が発売中(4/19まで)!
京都の夏の風物詩「みんなのコンサート2020」は
4/12から発売です!
こちらは今日のホール練習から。
先月2/14の定期演奏会以来、
久々のコンサートホールです・・・♪
京響メンバーは演奏できる幸せにあふれて
みんな元気いっぱいです!!
まずはシューベルトの交響曲第5番。
コンサートマスターは、この4月から
京響特別客演コンサートマスターに就任される
若き実力派ヴァイオリニスト会田莉凡さん!!
広上マエストロお得意の鍵盤ハーモニカも
リハーサルには欠かせません!!
モーツァルトのように華麗で美しいメロディは、
歌曲王シューベルトならではです♪
そしてこちらは、マーラーの交響曲第4番。
マーラー作品の中でも比較的演奏時間が短めで
(とはいえ約60分...)編成もあまり大きくなく、
最終楽章にソプラノ独唱が加わる
喜びに満ちた純真なシンフォニーです。
第2楽章では、コンサートマスター会田莉凡さんが
2挺のヴァイオリンを見事に弾き分けて大活躍!
長2度高く調弦した別のヴァイオリンで聴かせる
ソロにぜひともご注目を!!
(死神がヴァイオリンを弾いている様子を
あらわしているとのことです!)
最終楽章では、国内外で活躍されている
素晴らしいソプラノ歌手 森谷真理さんの
清らかな歌声に、ただただ心癒されます。。。
広上淳一さん指揮&森谷真理さん独唱による
「第643回定期演奏会」の無観客ライブ配信は、
明日3/28(土)午後2時30分からスタートいたします!
パソコンやスマートフォンなどから、
下記カーテンコールのリンク先をクリックすると
配信の画面となります。事前登録は不要です。
明日はお早めにインターネット環境をしっかり整えて、
ぜひごゆっくりと配信をお楽しみください!!
★無料ライブ配信日時:2020年3月28日(土)14:30開始予定
「カーテンコール」配信サイトはこちらから⇒
熱狂のリオ・クオクマン指揮「第642回定期演奏会」
今日の京響は「第642回定期演奏会」の本番でした。
2018年に続いて再登場の
リオ・クオクマンさん指揮で、
アレクサンドラ・コヌノヴァさんを
ヴァイオリン独奏に迎えた
ラロの「スペイン交響曲」とともに、
プロコフィエフの大作、交響曲第5番を
じっくりとお聴きいただきました!
こちらは開演前のリオさんによる「プレトーク」から。
(英語通訳は小松みゆきさん♪)
京響を再び指揮できることの喜びや、
今日演奏する作品と独奏のコヌノヴァさんについてなど、
熱い想いをたくさん語ってくださいました☆
そしていよいよ本番。
まずは、アレクサンドラ・コヌノヴァさんの
ヴァイオリン独奏によるラロ「スペイン交響曲」♪
この作品は、独奏ヴァイオリンと
オーケストラのための「協奏曲」ですが、
交響曲というタイトルが付いているだけあって、
全5楽章とスケールが大きく、シンフォニックな傑作!!
数々の国際コンクールで上位入賞に輝いて
世界の檜舞台で活躍されている
才能に満ちた若きヴァイオリニスト
アレクサンドラ・コヌノヴァさんのソロは、
ドラマティックで艶やかな音色と、
輝かしく雄弁なテクニックと音楽性にあふれて、
とにかく魅了されます!!
スペインの太陽と風が感じられるような
情熱的で心躍るラロの名演!!
大きな拍手とブラボーに応えて、
スペシャル・アンコールも!!
実は、アレクサンドラ・コヌノヴァさんと
京響コンサートマスター泉原隆志さんは同門で、
ドイツのハンブルクで一緒に学ばれていたとのこと!!
今回の京都での偶然の再会を記念して、
アンコールに二人でデュオを演奏してくださることに!
こちらは昨日のリハーサル終了後、
こっそり「秘密?」練習中の
コヌノヴァさん&泉原さん!
曲は、Aleksey Igudesman の「For a Lease」。
今年生誕250年を祝うベートーヴェンが
愛する女性のために作曲した
「エリーゼのために」にインスパイアされた作品で、
バレンタインデーの今日にぴったりです♪
アレクサンドラ・コヌノヴァさんと
泉原隆志さんにブラボー☆☆☆
そして後半は、プロコフィエフの交響曲第5番!
プロコフィエフの作品100に相応しい壮大さが魅力で、
プロコフィエフの叙情と楽想が豊かな名作です。
京響は2015年のヨーロッパ公演の際に
ケルン公演でこの交響曲を演奏!
ケルンの聴衆から大絶賛を受けた、
まさに京響メンバーが得意とする、とっておきの1曲!
プロコフィエフらしく凛として煌びやかな
ファンタジーにあふれる雄大な第1楽章。
第2楽章は、クラリネット独奏の軽妙なメロディ
とともに展開されるプロコフィエフ独特のスケルツォ。
第3楽章は「ロメオとジュリエット」を思わせるように
抒情的な美しいメロディと重厚なハーモニーに包まれるアダージョ。
そして、クラリネットの印象的なソロで始まる第4楽章!
最後は壮観なトゥッティで盛り上がり、
圧巻のフィナーレへ!!
定期再登場リオさんの流麗で研ぎ澄まされた
若さとエネルギーあふれるタクトに導かれて、
京響メンバーが集中力みなぎる大熱演を披露!!
これぞまさに、プロコフィエフの醍醐味!!!
リオ・クオクマンさんと京響メンバーにブラボー☆☆☆
最後に、演奏後のリオ・クオクマンさんと
アレクサンドラ・コヌノヴァさん、そして
京響コンサートマスター泉原隆志さんの笑顔です!
感動いっぱいのコンサートを
どうもありがとうございました!!
そして、ご来場いただきましたたくさんの皆さまに
心から感謝申し上げます!!!
さて、次回の京響定期演奏会は、
3/28(土)&29(日)開催「第643回定期演奏会」です。
我らが広上淳一さんの指揮で、
シューベルトの交響曲第5番と、
ソプラノ森谷真理さんを独唱に迎える
マーラー交響曲第4番という
心に響く美しきシンフォニー2曲を集めた
プログラムをお贈りします。
チケットは京都コンサートホール他で絶賛発売中ですので、
たくさんの皆さまのご来場をお待ち申し上げております♪
【京響第643回定期演奏会】
■3/28(土)公演→
■3/29(日)公演→
明日はリオ・クオクマン指揮「第642回定期演奏会」!
今日の京響は、明日2/14(金)開催
「第642回定期演奏会」のホール練習でした。
今回の定期の指揮者は、俊英リオ・クオクマンさん!
リオさんはマカオ出身。香港演芸学院を首席で卒業後、
ジュリアード音楽院、カーティス音楽院、
ニューイングランド音楽院で学ばれて、
ラトルやレヴァインなど著名な指揮者のもとで
じっくり研鑽を積まれました。
2014年スヴェトラーノフ国際指揮者コンクールで
最高位及び聴衆賞とオーケストラ賞に輝いて
一躍脚光を浴びたリオさんは、その後、
2015/16年シーズンまでフィラデルフィア管で
ヤニック・ネゼ=セガンの副指揮を任された後、
現在は香港ニュー・ミュージック・アンサンブルの
首席指揮者を務めて「驚くべき才能」と
称えられている若き期待の指揮者です☆
今回リオさんは、1/29-2/2まで
フランスのナントで開催されていた
ラ・フォル・ジュルネに出演されて、
その後パリから京響定期のために
来日してくださいました~♪
SNSでもご紹介しましたが、
ナントからはすてきなビデオメッセージも
送ってくださいました!
こちらはナントから届いたお写真↓です☆
2018年6月に開催した「第624回定期演奏会」で
京響に初登場して聴衆と京響メンバーから
大絶賛を受けたリオさん!
その時は、現代アメリカの作曲家
ヒグドン作品の日本初演や
チャイコフスキー「悲愴」で非常に音楽的な
感動に満ちた音楽を聴かせてくださいましたが、
今回の待望の再登場でメインに取り上げてくださったのは、
プロコフィエフの作品中、最も人気のある交響曲第5番!
京響は2015年のヨーロッパ公演(ケルン公演)でも
この交響曲を演奏してケルンの聴衆を魅了した、
得意とする大切なレパートリーの1曲です☆
また、前半に演奏するラロの
ヴァイオリン独奏と管弦楽のための
「スペイン交響曲」では、
1988年モルドヴァ生まれで、
2012年ハノーファー国際コンクール第1位、
2015年チャイコフスキー国際コンクールでも
第3位(1位なし)に入賞した
アレクサンドラ・コヌノヴァさんが
ソロに登場します!
(当初独奏を務める予定であった
S.ルセフさんが出演できなくなり、
コヌノヴァさんが登場してくださることに!)
世界が注目する若きヴァイオリニストによる
ラロの名演は必聴です!!
こちらは今日のホール練習から、
プロコフィエフの交響曲第5番!
一音たりとも妥協を許さない、
綿密なリハーサルです☆
打楽器セクションも大活躍!!
洗練されて、流れるように美しく
深い音楽性と果てしないエネルギーに満ちた
リオさんのタクトから紡がれる
プロコフィエフのファンタジーあふれる音楽!
明日の本番が楽しみです☆☆☆
そして、アレクサンドラ・コヌノヴァさんの
ヴァイオリン独奏によるラロの「スペイン交響曲」!
ダイナミックで、太陽のように情熱的で輝かしい
コヌノヴァさんのヴァイオリンは
「スペイン交響曲」にぴったり!!
これは絶対に聴き逃せません☆☆☆
リオ・クオクマンさん指揮&
アレクサンドラ・コヌノヴァさんVn独奏による
「第642回定期演奏会」は、
明日2/14(金)京都コンサートホールにて
午後7時開演です。
開演前の午後6時30分ごろからは
リオさんによる「プレトーク」(英語通訳付)も
開催いたします♪
当日券と学生券は、明日午後6時から、
後半券は開演後から休憩終了後まで発売予定で、
今のところ全席種S、A、B、P 席に
残席がございます。
愛あふれるバレンタインデーの夜は
大切な方とごいっしょに、ぜひとも
京響のドラマティックな音楽に酔いしれてみませんか?
たくさんの皆さまのご来場をお待ち申し上げております^0^)!!
■「第642回定期演奏会」公演詳細
京響=大友で「中学生のためのオーケストラ入門教室」
昨日と今日の京響は、
先週の「小学生のための音楽鑑賞教室」に続き、
京都市の中学生の皆さんを
京都コンサートホールにお迎えした
「中学生のためのオーケストラ入門教室」の本番でした。
我らが桂冠指揮者 大友直人さんの指揮&お話で、
J.ウィリアムズ「スターウォーズ」メインタイトル
ベートーヴェン交響曲第5番「運命」第1楽章
ビゼー「アルルの女」からファランドール
ブラームスのハンガリー舞曲第5番
スメタナの交響詩「モルダウ」
といった名曲をたっぷりお聴きいただきました~♪
初の著書「クラシックへの挑戦状」(中央公論新社)
を先月末に出版され、たちまちベストセラーとなって
今まさに大注目の大友直人さん!!
大友直人/「クラシックへの挑戦状」(中央公論新社)
演奏と演奏の間では、中学生の皆さんへ、
作曲家や作品についての
さまざまな興味深いエピソードを
わかりやすくお話ししてくださっただけでなく、
オーケストラの魅力についてや、
コンサートを聴くということの素晴らしさなど、
熱い想いを込めて語ってくださいました!
ブラームスのハンガリー舞曲では、
中学生の皆さんが堂々と指揮者にチャレンジ~~!!
世界的マエストロ、大友直人さんの目の前で
京響を指揮できるとは、なんと貴重な体験~☆
オーケストラのサウンドを満喫して
オーケストラが大好きになってくださった
京都市の中学生の皆さん!
(最終公演の終演後にはスタンディングオベーションで
コンサートの感動を表現してくださった
中学生の皆さんもいらっしゃいました!
どうもありがとうございました!!)
4月には大友直人さん指揮「第644回定期演奏会」で
大友さんお得意のエルガー交響曲第2番を演奏しますので、
中学生の皆さんもぜひ、ご来場くださいね☆
京響メンバー一同、心よりお待ち申し上げております♪
■4/24(金)「第644回定期演奏会」詳細→
京響=広上で「小学生のための音楽鑑賞教室」!
今週の京響は、毎年恒例となっている
「京都市小学生のための音楽鑑賞教室」の本番でした。
株式会社 ゼロホールディングス様のご協賛のもと、
我らが広上淳一さんの指揮と
福山俊朗さんの司会により、
1/27(月)~1/31(金)の5日間
午前&午後の1日2回公演=全10公演で、
「パイレーツ・オブ・カリビアン」、
エルガーの「威風堂々」第1番、京都市歌、
アンダーソン「そりすべり」、
ホルスト組曲「惑星」から「木星」
というとっておきの名曲を集めたプログラムを
京都市内の約12,000名の小学生の皆さんにお届けし、
京響の演奏を通じて、クラシック音楽の面白さを
たっぷり味わっていただきました♪
まずは人気の「パイレーツ・オブ・カリビアン」で、
勢いよくコンサートをスタート!
続いて、この音楽鑑賞教室の
大きな魅力のひとつとなっている、
福山俊朗さんの元気いっぱいの司会とともに
京響メンバーたちがいろいろ工夫をして挑む
充実の「楽器紹介」コーナー!
オーケストラのさまざまな楽器を、
実際に音をお聴かせしながら
ご紹介させていただきました♪
まずは、弓の毛でこすって音を出す弦楽器から。
一番高い音が出るヴァイオリン♪
左あごの下に楽器をはさんで演奏します。
ヴァイオリンより少し大きく、
低くて甘い音色のヴィオラ♪
ヴァイオリン(左)とヴィオラ(右)の大きさを
くらべてみています!
そしてチェロとコントラバス♪
ヴァイオリン&ヴィオラよりも大きいので、
楽器の下にあるエンドピンという金属の棒で支え、
楽器を床に立てて置き、座って演奏します。
チェロのエンドピンです!
弦楽器の中で一番大きくて低い音を出す
コントラバス!
そして、あこがれの美しいハープ♪
弦は47本あり、指で弦をはじいて音を出すだけでなく、
足もとにある7本のペダルを踏んで
音の高さを変えることもできます。
両手両足を駆使して演奏しています!
続いて木管楽器から。
昔は木でできていましたが、
今はキラキラ輝く金属でできているフルート♪
フルートよりも小さくて高い音が出る
かわいい楽器ピッコロ♪
2枚重ねのリードを振動させて音を出すオーボエ♪
リードだけでも音が出ますよ!
1枚のリードを振動させて音を出す、
やわらかくて伸びやかな音色のクラリネット♪
そして、オーボエと同じダブルリードのファゴット♪
こちらは金管楽器。
管がぐるぐるうずまき状になっているホルン♪
ベルの中に手を入れて演奏します!
ブラスバンドでも人気のカッコいいトランペット♪
スライドを伸ばしたり縮めたりして音程を作る
表情豊かなトロンボーン♪
重さが10キロ近くある大きな楽器テューバ♪
お腹の底に響くような
低~~~~い音が出ます!
そして、たたいて音を出す打楽器♪
音程を変えられるティンパニのほか、
さまざまな打楽器でスペシャルなアンサンブルを!
そして、京都コンサートホール自慢の
パイプオルガンの紹介も!
パイプオルガン独奏とお話は桑山彩子さんです!
パイプオルガンの独奏で
ヴィドールのオルガン交響曲第5番から
「トッカータ」をお聴きいただきました!
華麗なオルガンの音色にひたったあとは、
オーケストラとオルガンが共演する
エルガー「威風堂々」第1番!
そして今度は、小学生の皆さんが
「京都市歌」を歌ってオーケストラと共演!!
手話をみんなの身近なものにしよう!という
取り組みから、京都市で作られた
「京都市手話言語がつなぐ心豊かな共生社会を目指す条例」
にもとづいて、小学生の皆さんも
手話をつけながら歌ってくださいました♪
フルオーケストラの伴奏で歌えるなんて、
京都市の小学生の皆さんは幸せですね~!!
小学生の皆さんの熱唱にブラボー☆☆☆
続いて、楽しいアンダーソンの「そりすべり」。
「そりすべり」の最後に登場した動物は… 馬!
首席トランペット奏者ハラルド・ナエスさんが
馬のいななきを見事に演奏!
ナエスさんにブラボー☆☆☆
そしてプログラム最後の
ホルスト「惑星」から「木星」では
壮大な宇宙を描くゴージャスな
オーケストラのサウンドを満喫~!!
小学生の皆さんから大きな拍手と花束をいただき、
お礼にアンコールとして、
オッフェンバック「天国と地獄」から
カンカンをお贈りしました!!
マエストロ広上&福山俊朗さんのダンスに
京響メンバーも加わって、
会場の小学生の皆さんとともに
大きく盛り上がりました~!!
(広上さんが踊っていらっしゃる間は、
京響メンバーが指揮をしています~♪)
最後に、広上淳一さんと福山俊朗さんの
さわやかな笑顔です!
すてきなコンサートをどうもありがとうございました!
そして5日間にわたりご来場くださいました
小学生の皆さん、本当にありがとうございました!
この音楽鑑賞教室をきっかけに
たくさんの小学生の皆さんが
クラシック音楽を好きになって、
京響のコンサートへご来場くださることを
楽しみにお待ちしております♪
熱狂の京響=アクセルロッド「第641回定期演奏会」!
昨日と今日の京響は、
「第641回定期演奏会」の本番でした。
4月から首席客演指揮者に就任してくださる
ジョン・アクセルロッドさん指揮のもと、
ベートーヴェン「アテネの廃墟」序曲、
アンドレアス・ブラウさんの独奏による
バーンスタイン「ハリル」、
ショスタコーヴィチ交響曲第7番
「レニングラード」という
アクセルロッドさんこだわりのプログラムを
じっくりとお聴きいただきました!
こちらは、アクセルロッドさんによる
開演前の「プレトーク」から。
(英語通訳は小松みゆきさん)
「戦争」をテーマにしている
今回のプログラムについてや、
4月からは首席客演指揮者として
京響とさらに深いつながりを
持ってくださることなど、
たっぷりお話ししてくださいました!
(低く響くすてきなお声ですね~☆)
そしていよいよ本番。
まずはベートーヴェン「アテネの廃墟」序曲。
数千年の眠りから目覚めた女神が
トルコによる征服で廃墟となったアテネをみて嘆き、
ハンガリーへ逃れるという戯曲にもとづいています。
アクセルロッドさんがプレトークで
お話ししてくださったように、
ソクラテス、プラトン、アリストテレスなど
古代ギリシャの哲学者が語っているかのような
オーボエ・ソロが魅力的です♪
あまり演奏されない曲ですが、
生誕250年を祝うのにふさわしい
ベートーヴェンの傑作です。
続いて、アンドレアス・ブラウさんの独奏による
バーンスタイン「ハリル」。
ハープの柔らかなアルペジオとともに
独奏フルートが紡ぐ、美しく儚きメロディ♪
この作品はバーンスタインが音楽で綴った
戦死したイスラエルの若きフルーティストへの愛。
このフルーティストが味わった
戦争の恐怖や悲しみ、絶望、
そして抱いていた夢や希望、愛など、
さまざまな感情が夜のイメージ(ノクターン)で
描かれています。
オーケストラの中のアルトフルートとピッコロが
ブラウさんのフルート独奏に寄り添います。
打楽器セクションも大活躍!!
表現力豊かなブラウさんのフルートによって
見事に奏でられる究極のカデンツァ!!
アンコールのドビュッシー「シランクス」も絶品!
フルートの巨匠アンドレアス・ブラウさんにブラボー☆☆☆!
休憩をはさんで後半は、いよいよ
ショスタコーヴィチの交響曲第7番
「レニングラード」!!
1941年、第二次世界大戦中、
レニングラードがドイツ軍に包囲され、
爆撃が続き、食料なども断たれる中で
作曲をはじめたショスタコーヴィチは、その後、
危険なレニングラードを離れて
近郊の町でこの交響曲を完成しました。
レニングラード包囲戦は900日近く続き、
60万人以上の市民が亡くなったとのこと。
そのような極限状態の傍らで生まれたのが、
「レニングラード」交響曲!
第1楽章では、ラヴェルの「ボレロ」にそっくりな
“ショスタコーヴィチの「ボレロ」”が!
ステージ中央のフルート前で演奏する
スネアドラムのリズムに乗って、
「戦争の主題」が楽器を変えて繰り返され、
壮大なクレシェンドが展開されます!
第2楽章ではオーボエ・ソロが哀愁漂うメロディを歌います。
第3楽章は祖国ロシアの広い大地を讃えるコラール。
ロシアの冷たい空気のように凛と張りつめた、
雄弁なエレジーが印象的です。
そして、切れ目なくはじまる第4楽章では、
金管楽器のバンダとともに、
大編成のオーケストラが全身全霊を込めて奏でる
ホールを揺るがすかのような大迫力サウンドで
勝利のフィナーレが大炸裂~~!!
戦争への勝利と、戦争へ抗議する
ショスタコーヴィチの痛烈な叫びを、
マエストロ・アクセルロッドの鬼気迫る
エネルギッシュなタクトのもと、
京響メンバーが緊迫感あふれる
渾身の大熱演で表現します!!
これぞまさに、圧巻のショスタコーヴィチ!!
この熱狂的なフィナーレで今回のプログラム3曲に共通する
テーマが完結!「戦争」は廃墟をもたらすに過ぎない、
だから、"Make music, not war !"
マエストロ・アクセルロッド&
京響メンバーにブラボー☆☆☆!!!
終演後には、ホワイエで
アクセルロッドさん&ブラウさんの
スペシャル・サイン会も開催~♪
最後に、アンドレアス・ブラウさんと
京響フルートセクションの皆さん!
そして演奏後のジョン・アクセルロッドさんと
フルート独奏アンドレアス・ブラウさんの笑顔です。
感動のコンサートをどうもありがとうございました!!
(マエストロ・アクセルロッドの次回の登場は、
9/6「オーケストラ・ディスカバリー2020 第2回」と
9/12(土)&9/13(日)「第649回定期演奏会」ですので、
これからの京響=アクセルロッドに乞うご期待!!)
そして今回も、2日にわたってご来場くださいました
たくさんの皆さまに深く感謝申し上げます!!
さて、次回の京響自主公演は、
2/14開催「第642回定期演奏会」です。
2018年6月定期以来、待望の再登場となる
マカオ出身リオ・クオクマンさんの指揮で、
プロコフィエフの交響曲第5番をお届けするほか、
2012年ハノーファー国際コンクール第1位、および
2015年チャイコフスキー国際コンクール第3位で
世界が注目する若きヴァイオリニスト
アレクサンドラ・コヌノヴァさんの独奏による
ラロのスペイン交響曲もお聴き逃しなく!
チケットは、京都コンサートホールほかで絶賛発売中ですので、
たくさんの皆さまのご来場をお待ち申し上げております♪
■京響第642回定期演奏会 公演詳細→
明日と明後日はアクセルロッド指揮「第641回定期演奏会」
今日の京響は、明日1/18(土)と明後日1/19(日)開催
「第641回定期演奏会」のホール練習でした。
今回の定期の指揮は、4月から首席客演指揮者として
京響指揮者陣に加わってくださる
ジョン・アクセルロッドさん!
アクセルロッドさんは1966年ヒューストン生まれ。
現在スペイン王立セビリア響音楽監督&
ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ響首席客演指揮者として
活躍されているだけでなく、
世界の主要オーケストラを指揮して
幅広いレパートリーとカリスマ性で
世界中の聴衆を魅了している注目の俊英です。
京響へは2009年の初登場から客演を重ね、
5度目の登場となる今回は「戦争」をテーマに、
今年生誕250年ベートーヴェンの
「アテネの廃墟」序曲、
フルートの名手アンドレアス・ブラウさんを
独奏にお迎えしたバーンスタイン「ハリル」、
そして、ショスタコーヴィチが包囲戦下で
故郷レニングラードと市民のために書いたという大曲、
交響曲第7番「レニングラード」で、
真冬の寒さを吹き飛ばすかのような
熱いプログラムをお聴きいただきます☆
こちらは今日のホール練習から。
ショスタコーヴィチの「レニングラード」!
大編成のオーケストラが奏でる究極のサウンドは
重厚かつダイナミックで、とにかく圧倒されます!!
マエストロ・アクセルロッドの
知的で情熱的なタクトも絶好調~!!
金管楽器のバンダも大活躍して
超立体的なショスタコーヴィチの世界が大展開!
この感動は、生演奏でしか味わえません!!
そしてこちらは、ベートーヴェン「アテネの廃墟」序曲。
「アテネの廃墟」といえば「トルコ行進曲」が有名ですが、
今回お聴きいただく序曲もとても美しく端正な作品で
ベートーヴェンの傑作のひとつです♪
そしてこちらは、アンドレアス・ブラウさんのソロによる
バーンスタイン「ハリル」。
「ハリル」とは “フルート”を意味するヘブライ語とのこと。
1973年に戦死したイスラエルの
若きフルーティストに捧げられた曲で、
「独奏フルートと弦楽オーケストラ、
打楽器のためのノクターン」という副題を持ち、
打楽器も大活躍!
ソロのアンドレアス・ブラウさんは
1969~2015年までベルリン・フィルの
ソロ・フルート奏者を務められた、
まさにフルートの巨匠!!
この作品の持つ奥深い感情を
豊かな響きのフルートで奏でてくださいます。
短い曲ですが、本当に心に響く作品です。
これを聴かないと、絶対に後悔しますよ!!
ジョン・アクセルロッドさん指揮による
「第641回定期演奏会」は、
明日1/18(土)&明後日1/19(日)
京都コンサートホールにて
いずれも午後2時30分開演です。
開演前の午後2時ごろからは
アクセルロッドさんによる
「プレトーク」(英語通訳付)も開催いたします。
当日券と学生券は両日とも午後1時30分から、
後半券は開演後から休憩終了後まで発売予定で、
今のところS、A、B、P 席に残席がございますので、
どうぞ絶対にお聴き逃しなく!!!
たくさんの皆さまのご来場をお待ち申し上げております!
【京響第641回定期演奏会】
■1/18(土)公演→
■1/19(日)公演→
クレメンス・シュルト指揮で「ニューイヤーコンサート」!
明けましておめでとうございます!
今年も京響へ皆さまの温かいご声援を賜りますよう、
どうぞよろしくお願い申し上げます!
今日の京響は、新春恒例
「ニューイヤーコンサート」の本番でした♪
今年の「ニューイヤーコンサート」は、
ミュンヘン室内管弦楽団の首席指揮者を
務めていらっしゃる
ドイツ期待のクレメンス・シュルトさんを
指揮にお迎えしたオール・シューマンで、
歌劇「ゲノヴェーヴァ」序曲と、
若き実力派ピアニスト
岡田奏さんの独奏によるピアノ協奏曲、そして、
交響曲第3番「ライン」という
新年から濃厚なプログラムをたっぷりと
お楽しみいただきました☆
こちらは本番前のゲネプロから。
ライン河の雄大な流れのように
ダイナミックな交響曲第3番「ライン」!
そしてこちらは、岡田奏さんのソロによる
情熱的なピアノ協奏曲♪
京響の「ニューイヤーコンサート」といえば、
新年を彩るステージの美しいお花と・・・
女性メンバーのカラフルなドレス姿が有名ですよね☆
今年もちょっぴりご紹介いたしましょう~♪
まずは、美しきヴァイオリンセクション!
コントラバス&ヴァイオリンの仲良しチーム♪
こちらはおしゃれな麗しき4人の笑顔☆
こちらは京響1st.ヴァイオリン・U150cmチーム!
男性メンバーもカラーの蝶ネクタイで~☆
そして、コンサート本番。
まずは「ゲノヴェーヴァ」序曲。
シューマン唯一の歌劇の序曲で
ドラマティックに新年をスタート!
続いて、岡田奏さんのソロによるピアノ協奏曲!
華麗な超絶技巧とともに、
オーケストラとピアノがひとつになった
重厚でロマンティックな音楽は、
まさにシューマンの世界!!
アンコールのシューマン「子供の情景」第1曲も
心の奥までじんわりと響きました♪
岡田奏さんの若さと深い音楽性に満ちた
渾身のシューマンにブラボー☆☆☆
そして後半は、シューマンの名曲、
交響曲第3番「ライン」!
シューマンは交響曲を4曲作曲していますが、
交響曲第4番は第1番と同年に作曲されて、
のちに改訂されたため第4番となったので、
実際にはこの第3番がシューマン最後の交響曲と
なるとのことです。
この交響曲が作曲・初演された
ドイツ・デュッセルドルフにある
ロベルト・シューマン音楽院で、
シュルトさんは学生時代を過ごされました!
シュルトさんともつながりが深い作品ですね☆
シューマンがこの交響曲を作曲する
きっかけとなったのは、
「ライン河のほとりにそびえ立つ
ケルンの大聖堂を初めて目にしたときだった」
とのこと。
(プログラム掲載 柴辻純子さんによる解説より)
2015年6月のヨーロッパ公演の際に
ケルンでも演奏した京響メンバー!
その時に見た壮麗なケルンの大聖堂や
ライン河の悠然たる流れを思い出し、
シュルトさんの生き生きとした鋭敏なタクトのもとで
京響メンバーが鮮やかな名演奏を披露!
クレメンス・シュルトさん&京響メンバーにブラボー☆☆☆
「ライン」交響曲の熱演の後は、
シュルトさんのお上手な日本語による
「新年、明けまして!」に続いて、
京響メンバー全員が声をそろえて元気よく
「おめでとうございます!」と
新年のごあいさつをさせていただき、
アンコールとして「ニューイヤー」らしく、
シュトラウス兄弟による
「ピツィカート・ポルカ」をお届けして、
今年も軽やかに新しい年をスタートして
いただくことができました☆
最後に、演奏後のシュルトさんと岡田奏さんの
すてきな笑顔です!
感動のコンサートをどうもありがとうございました!!
そして、年始の慌ただしい時にもかかわらず
ご来場くださいましたたくさんの皆さま、
本当にありがとうございました!!
さて、次回の定期演奏会は、
1/18(土)&19(日)開催「第641回定期演奏会」です。
4月から首席客演指揮者に就任する
ジョン・アクセルロッドさんの指揮で、
今年生誕250年ベートーヴェンの
「アテネの廃墟」序曲、
元ベルリン・フィル首席のフルートの名手、
アンドレアス・ブラウさんを独奏に迎える
バーンスタイン「ハリル」、そして、
ショスタコーヴィチの大曲、
交響曲第7番「レニングラード」という
真冬の寒さを吹き飛ばすような
熱いプログラムをお贈りします。
チケットは京都コンサートホールほかで
絶賛発売中ですので、
たくさんの皆さまのご来場を
心よりお待ち申し上げております♪
【京響第641回定期演奏会】
■1/18(土)公演→
■1/19(日)公演→