公演終了!アンドレーエ&オピッツ「第630回定期演奏会」

昨日、一昨日の京響は「第630回定期演奏会」本番でした!

指揮にマルク・アンドレーエさん、ピアノにはゲルハルト・オピッツさんをお迎えし、ブラームスの「ピアノ協奏曲第1番ニ短調op.15」とムソルグスキー(ラヴェル編曲)の組曲「 展覧会の絵」をお贈りいたしました。

まずは開演前のプレトーク

指揮マルク・アンドレーエさんに今回のプログラムについてご解説いただきました。

スイスの名門音楽一家ご出身のアンドレーエさん

なんと、作家ヘッセがアンドレーエさんのおじいさまの親友だったとのことで、
現在、スイスのヘルマン・ヘッセ財団の会長を 務められているそう!

そんなお話も含めて開演前からアンドレーエさんの世界に引き込まれていきます

そして開演

前半はオピッツさんによるブラームスのピアノ協奏曲第1番をお贈りいたしました

ブラームス初期の作品で、初期ならではの抒情的な展開が魅力的なこの曲

緻密で端正なオピッツさんの演奏によるブラームスのピアノ協奏曲第1番は格別です。

アンドレーエさん&オピッツさんという巨匠お二人に導かれ、京響の演奏にも熱が入り、華やかな第3楽章終了とともに会場からは盛大な拍手&ブラボーが!

またとない豪華共演によるブラームスに酔いしれる前半終了となりました。

後半は組曲「展覧会の絵」

ドラマティックな展開や耳なじみのある旋律(CMやテレビ等でもおなじみですよね!)で日本でも非常に人気のあるこの曲

前回のブログでもお伝えした通り、リハーサル時には、そんな誰もが知る曲を、改めて一音一音確認しながら仕上げる様子が印象的でした

ヨーロッパの伝統を受け継ぎつつ、現代曲にも取り組むアンドレーエさんならではのアプローチで作り上げる「展覧会の絵」

その繊細で、かつ壮大な音の響きで、この曲の魅力を再認識することができました。

荘厳な終曲「キエフの大門」の圧倒的な迫力でドラマティックにフィニッシュ!

コンサートホールを包み込む盛大な拍手をいただきました。

ご来場くださいましたみなさま、誠にありがとうございました。

こちらは終演後

アンドレーエさん、オピッツさんの素敵な笑顔です♪

そしてロビーではなんとサイン会も開催!

お客様とのご交流を楽しんでいらっしゃるアンドレーエさんとオピッツさん

終演後まで大盛況の「第630回定期演奏会」となりました。

ご来場くださいましたお客様に重ねて御礼申し上げます。

さて、そんな京響次回の自主公演は

「第631回定期演奏会」

【日時】2019年2月15日(金)19:00開演

【指揮】秋山和慶

【独奏】小山実稚恵(ピアノ)

【曲目】ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調op.18

    ラフマニノフ:交響曲第3番イ短調op.44

日本の巨匠秋山和慶 さん& 人気実力ともに日本を代表するピアニスト小山実稚恵さんをお迎えして至極のラフマニノフプロをお贈りいたします。

チケットは完売御礼!たくさんのお客様のご来場を楽しみにしております。