クレメンス・シュルト指揮で「ニューイヤーコンサート」!

明けましておめでとうございます!
今年も京響へ皆さまの温かいご声援を賜りますよう、
どうぞよろしくお願い申し上げます!

今日の京響は、新春恒例
「ニューイヤーコンサート」の本番でした♪

今年の「ニューイヤーコンサート」は、
ミュンヘン室内管弦楽団の首席指揮者を
務めていらっしゃる
ドイツ期待のクレメンス・シュルトさんを
指揮にお迎えしたオール・シューマンで、
歌劇「ゲノヴェーヴァ」序曲と、
若き実力派ピアニスト
岡田奏さんの独奏によるピアノ協奏曲、そして、
交響曲第3番「ライン」という
新年から濃厚なプログラムをたっぷりと
お楽しみいただきました☆
こちらは本番前のゲネプロから。
ライン河の雄大な流れのように
ダイナミックな交響曲第3番「ライン」!
そしてこちらは、岡田奏さんのソロによる
情熱的なピアノ協奏曲♪
京響の「ニューイヤーコンサート」といえば、
新年を彩るステージの美しいお花と・・・
女性メンバーのカラフルなドレス姿が有名ですよね☆
今年もちょっぴりご紹介いたしましょう~♪

まずは、美しきヴァイオリンセクション!
コントラバス&ヴァイオリンの仲良しチーム♪
こちらはおしゃれな麗しき4人の笑顔☆
こちらは京響1st.ヴァイオリン・U150cmチーム!
男性メンバーもカラーの蝶ネクタイで~☆

そして、コンサート本番。
まずは「ゲノヴェーヴァ」序曲。
シューマン唯一の歌劇の序曲で
ドラマティックに新年をスタート!
続いて、岡田奏さんのソロによるピアノ協奏曲!
華麗な超絶技巧とともに、
オーケストラとピアノがひとつになった
重厚でロマンティックな音楽は、
まさにシューマンの世界!!
アンコールのシューマン「子供の情景」第1曲も
心の奥までじんわりと響きました♪
岡田奏さんの若さと深い音楽性に満ちた
渾身のシューマンにブラボー☆☆☆
そして後半は、シューマンの名曲、
交響曲第3番「ライン」!
シューマンは交響曲を4曲作曲していますが、
交響曲第4番は第1番と同年に作曲されて、
のちに改訂されたため第4番となったので、
実際にはこの第3番がシューマン最後の交響曲と
なるとのことです。
この交響曲が作曲・初演された
ドイツ・デュッセルドルフにある
ロベルト・シューマン音楽院で、
シュルトさんは学生時代を過ごされました!
シュルトさんともつながりが深い作品ですね☆
シューマンがこの交響曲を作曲する
きっかけとなったのは、
「ライン河のほとりにそびえ立つ
ケルンの大聖堂を初めて目にしたときだった」
とのこと。
(プログラム掲載 柴辻純子さんによる解説より)
2015年6月のヨーロッパ公演の際に
ケルンでも演奏した京響メンバー!
その時に見た壮麗なケルンの大聖堂や
ライン河の悠然たる流れを思い出し、
シュルトさんの生き生きとした鋭敏なタクトのもとで
京響メンバーが鮮やかな名演奏を披露!
クレメンス・シュルトさん&京響メンバーにブラボー☆☆☆
「ライン」交響曲の熱演の後は、
シュルトさんのお上手な日本語による
「新年、明けまして!」に続いて、
京響メンバー全員が声をそろえて元気よく
「おめでとうございます!」と
新年のごあいさつをさせていただき、
アンコールとして「ニューイヤー」らしく、
シュトラウス兄弟による
「ピツィカート・ポルカ」をお届けして、
今年も軽やかに新しい年をスタートして
いただくことができました☆
最後に、演奏後のシュルトさんと岡田奏さんの
すてきな笑顔です!
感動のコンサートをどうもありがとうございました!!
そして、年始の慌ただしい時にもかかわらず
ご来場くださいましたたくさんの皆さま、
本当にありがとうございました!!

さて、次回の定期演奏会は、
1/18(土)&19(日)開催「第641回定期演奏会」です。
4月から首席客演指揮者に就任する
ジョン・アクセルロッドさんの指揮で、
今年生誕250年ベートーヴェンの
「アテネの廃墟」序曲、
元ベルリン・フィル首席のフルートの名手、
アンドレアス・ブラウさんを独奏に迎える
バーンスタイン「ハリル」、そして、
ショスタコーヴィチの大曲、
交響曲第7番「レニングラード」という
真冬の寒さを吹き飛ばすような
熱いプログラムをお贈りします。

チケットは京都コンサートホールほかで
絶賛発売中ですので、
たくさんの皆さまのご来場を
心よりお待ち申し上げております♪

【京響第641回定期演奏会】
■1/18(土)公演→  
■1/19(日)公演→