明日はワイケルト指揮「第639回定期演奏会」!

今日の京響は、明日10/11(金)開催
「第639回定期演奏会」のホール練習でした。

今回の定期は、オーストリアご出身の名指揮者
ラルフ・ワイケルトさんをお迎えして、
同じくオーストリアの作曲家
モーツァルトの交響曲第35番「ハフナー」と
ブルックナーの交響曲第4番「ロマンティック」を
お聴きいただきます。
ワイケルトさんは聖フローリアンのお生まれ。
この町はブルックナー生誕の地アンスフェルデンに近く、
ブルックナーは、少年時代には聖フローリアンの修道院の
聖歌隊に入ってオルガンや合唱の響きに親しみ、
のちにこの町のオルガニストとしても活躍したという、
ブルックナーと深いつながりのある町で、
聖フローリアン修道院にあるパイプオルガンの
真下の地下にはブルックナーの棺が安置され、
そこで安らかに眠っているとのことです。

さらに明日の本番10月11日は、なんと
ブルックナーの命日だとのこと!
明日はまさに、ブルックナーの聖地ご出身の
ワイケルトさんによるブルックナーに捧げる定期演奏会!
ブルックナー・ファン必聴です!!
こちらは今日のホール練習から。
今回の定期演奏会は、
第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンが
指揮者をはさんで左右に向かい合う
対向配置での演奏です。
まずはブルックナーの交響曲第4番「ロマンティック」。
オルガニストとしても活躍したブルックナーらしく
オルガンのように重厚なサウンドが
大編成のオーケストラで奏でられ、
じわじわ~とホール全体に響きわたります。
オーケストラの響きをとても大切にされている
マエストロ・ワイケルト。
決して妥協を許さず、ひとつひとつ丁寧に、
徹底して真の響きを追求するこだわりのブルックナー!
集中力あふれるリハーサルが続きます!

そして、モーツァルトの交響曲第35番「ハフナー」!
1966年にオーストリア文化省による
優れたモーツァルト解釈に対する
特別賞を受賞されたワイケルトさんならではの
最高級のモーツァルトに乞うご期待☆☆☆

ところで、ワイケルトさんの著書の日本語訳
『指揮者の使命―音楽はいかに解釈されるのか』が
先月発売となりました~!
(本の方ではお名前が「ヴァイケルト」さん
 という表記になっております)
明日は会場で本の販売と、終演後にサイン会もございます♪
ラルフ・ワイケルトさん指揮「第639回定期演奏会」は
明日10/11(金)京都コンサートホールにて午後7時開演です。
開演前の午後6時30分ごろからは
ワイケルトさんによる「プレトーク」(英語通訳付)も
開催いたしますので、どうぞお楽しみに!

当日券と学生券は、明日午後6時から、
後半券は開演後から休憩終了後まで発売予定で、
今のところS、A、B、P 席に残席がございますので、
(A席とP席は残席わずかです!)
たくさんの皆さまのご来場をお待ち申し上げております♪

■「第639回定期演奏会」公演詳細→