完売御礼!京響=スダーンの「第九コンサート」

昨日と今日の京響は年末恒例
「第九コンサート」の本番でした。
今年の「第九」は、東京交響楽団桂冠指揮者で、
オーケストラ・アンサンブル金沢の
首席客演指揮者も務めていらっしゃる
名匠ユベール・スダーンさんが指揮に登場。
チケットは両日とも完売御礼~♪
年末のお忙しい時期にもかかわらず、
2日にわたってご来場くださった
たくさんの皆さまに心から感謝申し上げます!!

こちらは12/26のホール練習から。
「第九」の前にお聴きいただく
華麗なるメンデルスゾーンの「静かな海と楽しい航海」♪
こちらはベートーヴェン「第九」。
スダーンさんのダイナミックなタクトで、
ソプラノ吉田珠代さん、アルト八木寿子さん、
テノール清水徹太郎さん、バリトン近藤圭さん
という素晴らしい独唱の皆さま&京響コーラスが
京響の演奏とともに熱唱!

そして、いよいよ本番!
(今回は開演とともにコーラスも入場♪)
まず「第九」をお聴きいただく前に、
今年生誕210年のメンデルスゾーンが
ゲーテの「静かな海」と「楽しい航海」という
2つの詩をもとに作曲した演奏会序曲
「静かな海と楽しい航海」を。
「音の風景画家」と呼ばれる
メンデルスゾーンならではの情景描写と
抒情性あふれる美しい旋律に富んだ名曲です☆
続いて、いよいよ年末恒例
ベートーヴェンの交響曲第9番「合唱付」!

混沌から緊張を高めて、力強く構築される第1楽章。
ティンパニが大活躍する、快活で躍動的な第2楽章。
深い安らぎと歌に満ちた、心の奥まで響きわたる第3楽章。
そして第4楽章。激しいトゥッティで幕を開け、
すぐに低弦のレチタティーヴォが続きます。
「おお友よ、こんな音ではない!」
と歌うバリトン独唱の近藤圭さん。
打楽器の伴奏による行進曲で
「喜べ、天上なる方の太陽が」と歌う
テノール独唱の清水徹太郎さん。
(以上、歌詞はプログラム掲載の
三ヶ尻正さんによる対訳より転載)
マエストロ・スダーンの壮大なる指揮のもと、
ソプラノ吉田珠代さん、アルト八木寿子さん、
テノール清水徹太郎さん、バリトン近藤圭さん、
そして京響コーラスの皆さんとともに、
京響メンバーが2019年のフィナーレにふさわしい
感動あふれる「歓喜の歌」の大熱演をお贈りし、
今年も充実した仕事納めとなりました!!
最後に、福井ご出身のお二人、
ソプラノの吉田珠代さんと
京響ヴァイオリン奏者の松谷由美さん!!
(お二人とも福井が生んだ宝です☆)
さらにこちら、ユベール・スダーンさんと、
ソプラノ吉田珠代さん、アルト八木寿子さん、
テノール清水徹太郎さん、バリトン近藤圭さん、
そして、合唱指揮の浅井隆仁さん
(浅井さん、今年は合唱に加わって
本番で一緒に歌ってくださいました~☆)
のステキな笑顔で、2019年のブログを
締めくくらせていただきたいと思います♪
最高級の「第九」を聴かせてくださいました
ユベール・スダーンさん、
吉田珠代さん、八木寿子さん、
清水徹太郎さん、近藤圭さん、浅井隆仁さん、
京響コーラスの皆さん、京響メンバーにブラボー☆☆☆

さて、年明け最初の京響自主公演は
1/12開催「ニューイヤーコンサート」です。
ドイツ期待の新鋭クレメンス・シュルトさん指揮による
オール・シューマン・プログラムで、
「ゲノヴェーヴァ」序曲、交響曲第3番「ライン」のほか、
若き実力派ピアニスト岡田奏さんを独奏に迎える
ピアノ協奏曲にもご期待ください!
チケットはS、A、B席が発売中ですので(P席は売切!)、
たくさんの皆さまのご来場をお待ち申し上げております♪
【京響ニューイヤーコンサート公演詳細 2020.1/12(日)】→
今年も1年間、京響をたくさん応援してくださり、
本当にありがとうございました!
来年は新指揮者体制のもと、
より多くの皆さまへ
あらゆるクラシック音楽の感動を
お届けいたしますので、
引き続き温かいご支援を
どうぞよろしくお願いいたします!!
それでは皆さま、よいお年を♪

大熱演!京響=広上の「第10回名古屋公演」

今日の京響は、昨日の京響スーパーコンサートに続いて、
愛知県芸術劇場コンサートホールにて
「第10回名古屋公演」の本番でした。
2010年から毎年開催している「名古屋公演」。
今回は記念すべき「第10回」を祝して、
世界最高峰の合唱団、スウェーデン放送合唱団と、
ケイト・ロイヤルさん、アリョーナ・アブラモヴァさん、
オリヴァー・ジョンストンさん、ミラン・シリアノフさん
という世界で活躍されている名歌手の皆さんを独唱にお迎えして
フォーレとモーツァルトの「レクイエム」という
名古屋限定の究極のプログラムを
じっくりとお楽しみいただきました!

プログラム冊子もスウェーデン国旗のカラー!
毎回来るたびに、豊かな響きに満たされる
素晴らしい愛知県芸術劇場コンサートホール!
ロビーや入口には公演のポスターが!
こちらは、今回モーツァルトのレクイエムで
演奏されるバロック・ティンパニ。
なんと、タイヤに乗せて運びます~♪

こちらは本番前のゲネプロから。
桑山彩子さんのオルガンの響きの上で
心癒されるハーモニーが奏でられるフォーレ。
この作品では、ヴァイオリンは1人のみで、
「サンクトゥス」だけに独奏ヴァイオリンとして
京響コンサートマスター泉原隆志さんが
登場して演奏します♪
そしてドラマティックなモーツァルト!
第4曲の「驚くべきラッパが(トゥーバ・ミルム)」では
京響トロンボーン奏者 戸澤淳さんが
美しいトロンボーンのソロを聴かせます!
そして、いよいよ本番。
まずはフォーレの「レクイエム」から。
ソプラノのケイト・ロイヤルさん&
バリトンのミラン・シリアノフさん独唱で
フォーレの「レクイエム」を。
スウェーデン放送合唱団の皆さんの
透明感ある美しいハーモニーに心洗われるようです♪
後半はモーツァルトの「レクイエム」。
独唱はソプラノのケイト・ロイヤルさん、
メゾソプラノのアリョーナ・アブラモヴァさん、
テノールのオリヴァー・ジョンストンさん、
バリトンのミラン・シリアノフさん。
モーツァルトの絶筆で、まさに集大成といえる
最高傑作「レクイエム」!
わずか30名あまりのメンバーですが、
スウェーデン放送合唱団の皆さんの
豊潤な声で奏でられる完璧なハーモニーには
ただただ感嘆するのみ!!
マエストロ広上の情熱的なタクトに導かれて、
名歌手の皆さんとスウェーデン放送合唱団の皆さんとともに
名古屋のお客さまを前に京響メンバーが大熱演!!
最高級の独唱と最高級のコーラスとの共演による
究極のレクイエムに酔いしれました!!
鳴りやまない拍手とブラボーにお応えして、
広上マエストロから
ご来場いただいた皆さまへ感謝の言葉が!
そして最後に、
素晴らしいハーモニーを聴かせてくださった
スウェーデン放送合唱団の皆さんを称えて
大きな拍手を~~!!
スウェーデン放送合唱団の皆さんにブラボー☆☆☆
こちらは11/23京都公演終演後の広上淳一さんと
ケイト・ロイヤルさん、アリョーナ・アブラモヴァさん、
オリヴァー・ジョンストンさん、ミラン・シリアノフさん、
スウェーデン放送合唱団コーラスマスターの
マルク・コロヴィッチさんです!
皆さんの名演奏にブラボー☆☆☆
こちらはソリストの皆さんのサインです!!
そして、広上淳一さん&独唱の皆さんと、
スウェーデン放送合唱団の皆さんです♪
感動あふれるステージをどうもありがとうございました!!!
そして今回もご来場くださった
本当にたくさんの熱心な名古屋のファンの皆さま、
および京都から応援にかけつけてくださった
京響ファンの皆さまに心から感謝申し上げます!!!

さて、次回の京響自主公演は、年末恒例の
12/27&28開催「第九コンサート」です。
オランダの名指揮者ユベール・スダーンさんの指揮で、
ベートーヴェンの交響曲第9番「合唱付」を
選りすぐりの歌手の独唱と京響コーラスとの共演で、
前プロにメンデルスゾーンの演奏会用序曲を添えて、
たっぷりとお贈りします。

チケットは、京都コンサートホールほかで
絶賛発売中ですが、そろそろ残席が
少なくなってきておりますので、どうぞお早めに!
たくさんの皆さまのご来場をお待ち申し上げております♪
【京響第九コンサート】
■12/27(金)公演→  
■12/28(土)公演→

大熱演!京響=カンブルランの「第640回定期演奏会」

昨日と今日の京響は、
「第640回定期演奏会」の本番でした。
シルヴァン・カンブルランさんの指揮のもと、
武満徹「夢の時」
ハイドン交響曲第104番「ロンドン」
ストラヴィンスキー「春の祭典」という
マエストロこだわりのプログラムを
じっくりとお聴きいただきました!
こちらは、カンブルランさんによる
開演前の「プレトーク」から。(英語通訳は小松みゆきさん)
今回演奏する3曲について、
とりわけハイドンとストラヴィンスキーについては、
両作曲家とも活躍していた当時に、
オーケストラのために革新的な作品を書いた
という共通点があるので、
並べて演奏することに意義があるなど、
興味深いお話をうかがうことができました~☆

フレキシブルでスローモーションのような
リズムのない夢の世界の響きの武満作品、
古典派のクリアな響きのハイドン、そして、
エネルギッシュなストラヴィンスキー!
この3つの異なる響きの作品を演奏することは、
オーケストラの実力を示すのにぴったりで、
今回この3曲をプログラムに選んだのは
マエストロが大好きなこれらの作品を
皆さまにも好きになってもらいたいからとのことでした♪


そしていよいよ本番。まずは、武満徹「夢の時」。
特大のスコアに書かれたマエストロのサイン!!
武満徹が振付家キリアンの誘いで
オーストラリア先住民アボリジニの
神聖な祭典を体験し、その印象に基づいて、
ネーデルランド・ダンス・シアターからの
委嘱によって作曲された音楽です。
幻想的で神秘的な舞踏や儀式を思わせる、
武満作品特有のふんわりと浮かんで
夢の中にいるような響きの美しさが
会場いっぱいに拡がります♪
ここで少し演奏を離れますが、
先日SNSで投稿したこのナゾの物体の正体は・・・?
「夢の時」用に作製した指揮者スコア用の補助板
=マエストロ用の譜面台に置くものでした!
(マエストロのスコアがA1サイズと大きいためです!)
このように普通の指揮譜面台に取り付けられています!
ふつうの譜面台と比べるとこんなに大きさが違います!

続いて、ハイドンの交響曲第104番「ロンドン」。
ハイドンが最後に作曲した
「交響曲の父」ハイドンの集大成!
ロンドンで活躍していたヴァイオリニスト、
ザロモンの楽団のためにロンドンで作曲されたので、
現在では「ロンドン」と呼ばれているそうです。
凛と引き締まって、これぞまさに古典派の形式美の極み!
カンブルランさんの表情豊かな指揮により、
生命力あふれる楽想に満ちた
壮麗なこの名曲がさらに魅力を増します♪
休憩をはさんで後半は、
ストラヴィンスキー「春の祭典」。
20世紀音楽の最大傑作と称えられる壮絶な作品で、
超大編成のオーケストラがトゥッティで奏でる
迫真の演奏は、オーケストラの醍醐味!!
冒頭は、有名なファゴットの高音ソロで始まります♪


さて、再びここで、先日のSNSで投稿したナゾの数字 
「5555-8542」の正解を。
この数字はズバリ、管楽器の編成の数でした~!
すなわち・・・
フルート5-オーボエ5-クラリネット5-ファゴット5
ホルン8-トランペット5-トロンボーン4-テューバ2
でした!本番のステージをご覧になって
なるほど!とおわかりいただけましたでしょうか。
第1部「大地礼賛」&第2部「いけにえ」の
2部構成による作品で、
激しく変わる拍子や不協和音でできた、
野性的かつ原始的なリズムが乱舞する衝撃的な音楽です!
1913年にパリで初演されたときには、
この音楽への賛否で大さわぎとなったという
スキャンダルは有名ですが、
作曲から100年以上経った今でも
この作品から受ける斬新さは変わりません!
革新的なリズムとサウンドが刺激的な、
血湧き肉躍る渾身の「春の祭典」に大興奮!!
フランスの巨匠カンブルランさんの
エネルギッシュな完全無欠のタクトに導かれて、
京響メンバーがものすごい緊張感と集中力で
今までにない大熱演を披露!!!
マエストロ・カンブルラン&
京響メンバーにブラボー☆☆☆
こちらは終演後のシルヴァン・カンブルランさんと
客演コンサートマスター豊嶋泰嗣さん&
京響コンサートマスター泉原隆志さんです!
感動的でエキサイティングなコンサートを
どうもありがとうございました!!
そして今回も、2日にわたってご来場くださいました
たくさんの皆さまに心から感謝申し上げます!!!
さて、次回の京響自主公演は、
11/24(日)16:00開演の「第10回名古屋公演」です♪
(会場:愛知県芸術劇場コンサートホール)
広上淳一さんの指揮により、
世界最高峰のスウェーデン放送合唱団と
世界的な名歌手の独唱とともに、
フォーレとモーツァルトの2大レクイエムをお贈りします。
公演が近づき、残席も少なくなってきておりますので、
チケットはどうぞお早めに!!
■京響第10回名古屋公演 詳細→

明日と明後日はカンブルラン指揮「第640回定期演奏会」!

今日の京響は、明日11/16(土)と明後日11/17(日)開催
「第640回定期演奏会」のホール練習でした。
今回の定期は、フランスの巨匠、
シルヴァン・カンブルランさんを指揮にお迎えして、
ハイドン最後の交響曲第104番「ロンドン」の前後に、
アボリジニの神聖な祭典を体験したことをもとに
作曲された武満徹の「夢の時」と
ストラヴィンスキーの「春の祭典」という
“祭典”をテーマとする2作品を並べた、
マエストロこだわりのプログラムをお聴きいただきます☆
世界的な名指揮者カンブルランさんは、
日本でもすでに大人気!!
読売日本交響楽団で2010年4月~2019年3月まで
常任指揮者として数々の名演を築いてこられたのち、
今年4月からは同響の桂冠指揮者に就任された
マエストロ・カンブルラン!
今まさに上昇気流に乗る京響と繰り広げる
究極のステージに期待が高まります~!!
こちらは今日のホール練習から。
ストラヴィンスキー「春の祭典」です。
フルート&ピッコロ・セクションは休憩中も
念入りなアンサンブルのチェックを欠かせません!
今回の客演コンサートマスターは豊嶋泰嗣さんです♪
ステージからあふれそうな超大編成のオーケストラ
によるトゥッティは、とにかく大迫力!!!
マエストロ・カンブルランの鋭敏なタクトのもと、
刺激的なリズムとサウンドを奏でます!

そしてこちらは、ハイドン:交響曲第104番「ロンドン」。
2008年4月に我らが広上淳一さんの
第12代常任指揮者就任披露演奏会で演奏した曲です♪
カンブルランさんの音楽性豊かな解釈のもとで、
ハイドンならではの流麗な音楽が
きりりと引き締まります♪
マエストロ・カンブルランの無駄のない指示に
京響メンバーが緊張感に満ちた演奏で応えて名演必至!
今回の定期、聴き逃すと一生後悔しますよ~!!
シルヴァン・カンブルランさん指揮による
「第640回定期演奏会」は、
明日11/16(土)&明後日11/17(日)
京都コンサートホールにて
いずれも午後2時30分開演です。
開演前の午後2時ごろからは
カンブルランさんによる「プレトーク」(英語通訳付)も
開催いたします。

当日券と学生券は両日とも午後1時30分から、
後半券は開演後から休憩終了後まで発売予定で、
今のところS、A、B、P 席に残席がございますので、
どうぞ絶対にお聴き逃しなく!!!
(P席は残席わずかです!)
たくさんの皆さまのご来場をお待ち申し上げております!
【京響第640回定期演奏会】
■11/16(土)公演→
■11/17(日)公演→

完売御礼!宮川彬良指揮&ピアノ「オーケストラ・ディスカバリー」

今日の京響は、こどものためのオーケストラ入門シリーズ
「オーケストラ・ディスカバリー2019」第3回の本番でした。
2019年度シリーズ「オーケストラへようこそ!」の
第3回は「オーケストラ七変化」がテーマで、
作曲家・編曲家・指揮者・ピアニストとして
多才な活躍をされて大人気の宮川彬良さんが登場!
チケットは完売御礼です~♪
お聴きいただいたのは、ちょっとなつかしいテレビドラマ
「サンダーバード」「奥さまは魔女」の音楽や、
宮川彬良さんの編曲による
J.シュトラウス2世の有名なワルツ「美しく青きドナウ」、
ブラームスのハンガリー舞曲第5番と宮川版ハンガリー舞曲第5番、
宮川彬良さん編曲によるベートーヴェン「エリーゼのために」、
さらに、宮川彬良さん編曲「ビートルズ・メドレー」、
そしてベートーヴェンの交響曲第5番「運命」第1楽章
というバラエティ豊かなプログラム。
オリジナルの曲とアレンジされた曲をききくらべながら、
ナビゲーターのガレッジセールのお二人とともに、
宮川さんのアレンジで大変身するオーケストラ作品の魅力を
たっぷりお楽しみいただきました~!
こちらは開演前のロビーイベントから。
今日のロビーイベントは、おなじみの
「ミステリークイズ!」です♪
今回はちょっぴりむずかしいクロスワードパズルにも
はりきってチャレンジしていただきました~!

そしていよいよ本番。オープニングは、
京響クラリネット奏者の玄宗哲さん&
京響副首席ファゴット奏者の東口泰之さんとともに、
「5、4、3、2、1」
と会場の皆さんにもカウントしていただいて・・・、
「Thunderbirds are GO ~~!」
「サンダーバード」の「メインタイトル」と
「サウンドトラック」で元気よくスタート!
(カッコイイですね~!!)
今日のテーマは「オーケストラ七変化」ということで、
オーケストラを変えるものをいろいろご紹介!
まずは、「指揮」!
(プラカードを出してくださっているのは、
京響首席ヴィオラ奏者の小峰航一さんです!)
テンポや表現など、オーケストラを変えるのは指揮です。
どなたか指揮をしてみたい人は~?!
会場から奥さまのお客さまが指揮にチャレンジ~!
すると、魔女に大変身して・・・
その名のとおり「奥さまは魔女」を宮川さんとご一緒に~♪
(奥さま、どうもありがとうございました!)
曲間での宮川さんとガレッジセールのお二人による
楽しくわかりやすい解説も魅力です☆
続いて、宮川彬良さん編曲「美しく青きドナウ」では
3拍子のワルツの指揮をご紹介~♪
ワルツといえば、△の形に指揮をすると思われていますが、
実は、〇の形で指揮をするのがよいとのことです~♪
今日はガレッジセールのお二人も
ステージ上でいっしょに演奏をお聴きくださいました~♪
そして、前半の最後には、
オーケストラを変えるものとして
「オーケストレーション」をご紹介。
ブラームスのハンガリー舞曲で
アレンジ(編曲)の醍醐味を徹底解剖!!
宮川さん曰く、編曲=演出!です☆
こちらは、指揮をしていらっしゃるときの
宮川さんの顔の表情が豊かだということで、
客席を向いて指揮をして、
指揮している顔を見せてくださっている宮川さんです!
(表情、豊かすぎです~!!)
オーケストレーション(オーケストラ用に編曲すること)
では、楽器同士の組み合わせに
相性の良し悪しがあるということで、
宮川さんによる楽器の「相性早見表」が登場!
この相性早見表にしたがって、
楽器の組み合わせを実際に音にして
聴かせてくださいました~!
ヴァイオリンとクラリネットは、
当たり前に組み合わされる相性のよい楽器です~♪
一方で、ヴァイオリンとオーボエは、
どちらもメロディを担当することが多い楽器なので、
どちらが主導権を握るかで対立しやすく、
ちょっと組み合わせがむずかしい
「知らんぷり」な関係、などなど。
このような楽器同士の相性を巧みに組み合わせて書かれた
宮川版ハンガリー舞曲第5番で前半を締めくくり~♪
前半が終わって休憩中は、
開演前ロビーイベント「ミステリークイズ!」の
答えあわせです~!
子どもの皆さん、全問正解できたかな?!

後半は、宮川彬良さんのピアノ&指揮とオーケストラで、
ベートーヴェン「エリーゼのために」でスタート♪
(宮川さんの衣裳も、前半の青いベストから赤いベストに
さりげなくチェンジ~☆)
有名なピアノ曲が壮大なピアノ協奏曲に~☆
そして「ビートルズ・メドレー」では、
オーケストラがロックに!?
宮川さんの編曲で「ア・ハード・デイズ・ナイト」
と「レディ・マドンナ」が、オーケストラ風に大変身!
そして、オーケストラを変えるものとして
本日最後にご紹介するのが「作曲」!
究極のオーケストラ作品、
ベートーヴェンの「運命」交響曲から第1楽章で、
宮川彬良さんがこの作品に持つイメージを、
譜例とともに解説してくださいました~!
オーケストラ作品には歌詞がない代わりに、
いろいろ想像しながら作曲することで、
さまざまな表現が音だけで表されます。
宮川さんのイメージでは、
音が下行する有名な冒頭のモチーフ
「ジャジャジャジャ~ン」=「下がるぞ~!」(笑)!
宮川さんのイマジネーションあふれる解説を思い浮かべながら、
今日のプログラム最後の曲、
ベートーヴェンの交響曲第5番「運命」第1楽章を
じっくりとお聴きいただきました~!
会場からの大きな拍手におこたえしてお贈りしたアンコールは、
ベートーヴェンのNo.5を宮川さんがアレンジされた
もうひとつのNo.5・・・マンボNo.5という
陽気なラテンのマンボのリズムに乗った
「シンフォニック・マンボNo.5」!
ラテン風「運命」で「アーッ!ウー!」と
大きく盛り上がりました~!
指揮、ピアノ、アレンジ、お話に大活躍してくださった
宮川彬良さんにブラボー☆☆☆
終演後の会場アンケートでは、
「おもしろかった。へんきょくしたら、
けっこうかわった」(11歳女子)
「オーケストラの曲をいろんな風にアレンジできることが
びっくりしました」(12歳女子)
「彬良さんの楽譜にかくされた思いの説明や
ガレッジセールのお二人といっしょに音楽を楽しむ
ことができてとても良い経験になりました。
また、これからも頑張ってください。
ありがとうございました」(12歳男子)
「オーケストラの色いろなことがしれて
とてもよかったです。
オーケストラでロックができることに
とてもおどろきました」(12歳女子)
「私はしょう来指揮者になりたいので、
宮川彬良さんのように体からえんそうできるように
したいです。あと、三びょうしは△ではなく
〇をイメージするようにしたいです。」(11歳女子)
「楽器の相性とかがあるなんて知らなかったので、
知れて良かったです。」(9歳女子)
などなどたくさんのあたたかいメッセージを
いただきました!
どうもありがとうございます!
こちらは終演後の宮川彬良さんと
ガレッジセールのお二人です☆
楽しいステージをどうもありがとうございました!
そして、今回もご来場くださいました
たくさんの子どもの皆さん、
本当にありがとうございました!!!
さて、次回の「オーケストラ・ディスカバリー2019」は、
2020年3/15(月・祝)午後2時開演の
「第4回オーケストラが描く世界」です。
広上淳一さんの指揮のもと、
風景や物語、感情などが描かれたオーケストラの名曲を、
ガレッジセールのお二人のナビゲートとともに
たっぷりとお贈りします。
ショパンのピアノ協奏曲第1番の第1楽章では、
今年6月に開催されたチャイコフスキー国際コンクールで
第2位に入賞された大注目の若きピアニスト、
藤田真央さんが独奏をきかせてくださいますので
どうぞお楽しみに!チケットは自由席のみ、
京都コンサートホールにて発売中です♪
(指定席は完売御礼~!)
■2020.3/15「オーケストラ・ディスカバリー2019」第4回→
そして、次回の定期演奏会は、
11/16(土)&17(日)開催「第640回定期演奏会」です。
フランスの巨匠シルヴァン・カンブルランさんの指揮で、
武満徹「夢の時」やストラヴィンスキー「春の祭典」という
“祭典”をテーマにしたこだわりのプログラムを
お届けします。チケットは、京都コンサートホール
ほかで絶賛発売中ですので、
たくさんの皆さまのご来場をお待ち申し上げております♪
【京響第640回定期演奏会】
■11/16(土)公演→  
■11/17(日)公演→

圧巻のブルックナー!ワイケルト指揮「第639回定期演奏会」

今日の京響は「第639回定期演奏会」の本番でした。

オーストリアの重鎮ラルフ・ワイケルトさんの指揮で、
モーツァルトの交響曲第35番「ハフナー」と
ブルックナーの交響曲第4番「ロマンティック」を
じっくりお聴きいただきました。
本日会場ではワイケルトさんの著書の日本語訳
『指揮者の使命−音楽はいかに解釈されるのか』
(井形ちづるさん翻訳)の販売も〜!
ご自身の本の日本語訳を手に取られて
ご満悦のマエストロです~☆

こちらは開演前のワイケルトさんによる「プレトーク」から。
(英語通訳は、小松みゆきさん♪)
今日演奏するモーツァルトとブルックナーの作品、
とりわけ、マエストロの愛するブルックナーについて
熱くたくさん語ってくださいました!
(もちろん、発売中のワイケルトさんの著書のご紹介も!)
こちらは本番から。
まずは、モーツァルトがお得意なワイケルトさんによる
きりりと引き締まった「ハフナー」交響曲。
ハフナー家のために書かれた祝祭的な作品らしく、
第2楽章アダージョの優美さとともに、
凛々しさと気品にあふれた名曲です♪

休憩をはさんで、いよいよ
ブルックナーの交響曲第4番「ロマンティック」!
演奏時間約70分の大曲です。
まるで霧に覆われた深い森の中にいるような
幻想的な弦楽器のトレモロの弱音と
ホルンの独奏で始まり、
ブルックナーならではの荘厳で深みのある
オルガンのような癒しの響きが、
コンサートホールの隅々にまで
じんわりと拡がって客席を包み込み、
ブルックナー独特の宇宙を形作ってゆきます。。。
京響自慢のブラス・セクションの重厚なサウンドも
ドラマティックで最高!!
マエストロ・ワイケルトの堂々たるタクトに導かれて
京響から紡ぎだされる豊潤な響きは、
まるで大きな建造物が綿密に構築されていくかのようです。
そして、息の長いクレシェンドから生まれる
華麗で壮大なクライマックスは、
まさにブルックナーの交響曲の醍醐味!!
集中力みなぎる充実した名演奏を聴かせてくれた
マエストロ・ワイケルト&京響メンバーにブラボー☆☆☆
最後に、終演後のラルフ・ワイケルトさんと
コンサートマスター泉原隆志さんです!
感動いっぱいのコンサートを
どうもありがとうございました!!!
そして、台風接近中にもかかわらず、
ご来場くださったたくさんの皆さまに
心から感謝申し上げます!!!
マエストロから本に、京響への
心のこもったメッセージとサインもいただきました!!
マエストロ、本当にありがとうございました☆☆☆
さて、次回の定期演奏会は、
11/16&17開催「第640回定期演奏会」です。
フランスの巨匠シルヴァン・カンブルランさんの指揮で、
武満徹の「夢の時」、ハイドンの交響曲第104番「ロンドン」、
そして、ストラヴィンスキーの「春の祭典」という
カンブルランさんこだわりのプログラムをお贈りします!
チケットは、京都コンサートホールほかで絶賛発売中ですので、
たくさんの皆さまのご来場をお待ち申し上げております♪

【京響第640回定期演奏会】
■11/16(土)公演→ 
■11/17(日)公演→

明日はワイケルト指揮「第639回定期演奏会」!

今日の京響は、明日10/11(金)開催
「第639回定期演奏会」のホール練習でした。

今回の定期は、オーストリアご出身の名指揮者
ラルフ・ワイケルトさんをお迎えして、
同じくオーストリアの作曲家
モーツァルトの交響曲第35番「ハフナー」と
ブルックナーの交響曲第4番「ロマンティック」を
お聴きいただきます。
ワイケルトさんは聖フローリアンのお生まれ。
この町はブルックナー生誕の地アンスフェルデンに近く、
ブルックナーは、少年時代には聖フローリアンの修道院の
聖歌隊に入ってオルガンや合唱の響きに親しみ、
のちにこの町のオルガニストとしても活躍したという、
ブルックナーと深いつながりのある町で、
聖フローリアン修道院にあるパイプオルガンの
真下の地下にはブルックナーの棺が安置され、
そこで安らかに眠っているとのことです。

さらに明日の本番10月11日は、なんと
ブルックナーの命日だとのこと!
明日はまさに、ブルックナーの聖地ご出身の
ワイケルトさんによるブルックナーに捧げる定期演奏会!
ブルックナー・ファン必聴です!!
こちらは今日のホール練習から。
今回の定期演奏会は、
第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンが
指揮者をはさんで左右に向かい合う
対向配置での演奏です。
まずはブルックナーの交響曲第4番「ロマンティック」。
オルガニストとしても活躍したブルックナーらしく
オルガンのように重厚なサウンドが
大編成のオーケストラで奏でられ、
じわじわ~とホール全体に響きわたります。
オーケストラの響きをとても大切にされている
マエストロ・ワイケルト。
決して妥協を許さず、ひとつひとつ丁寧に、
徹底して真の響きを追求するこだわりのブルックナー!
集中力あふれるリハーサルが続きます!

そして、モーツァルトの交響曲第35番「ハフナー」!
1966年にオーストリア文化省による
優れたモーツァルト解釈に対する
特別賞を受賞されたワイケルトさんならではの
最高級のモーツァルトに乞うご期待☆☆☆

ところで、ワイケルトさんの著書の日本語訳
『指揮者の使命―音楽はいかに解釈されるのか』が
先月発売となりました~!
(本の方ではお名前が「ヴァイケルト」さん
 という表記になっております)
明日は会場で本の販売と、終演後にサイン会もございます♪
ラルフ・ワイケルトさん指揮「第639回定期演奏会」は
明日10/11(金)京都コンサートホールにて午後7時開演です。
開演前の午後6時30分ごろからは
ワイケルトさんによる「プレトーク」(英語通訳付)も
開催いたしますので、どうぞお楽しみに!

当日券と学生券は、明日午後6時から、
後半券は開演後から休憩終了後まで発売予定で、
今のところS、A、B、P 席に残席がございますので、
(A席とP席は残席わずかです!)
たくさんの皆さまのご来場をお待ち申し上げております♪

■「第639回定期演奏会」公演詳細→

感動の下野竜也指揮「第638回定期演奏会」!

昨日と今日の京響は、
「第638回定期演奏会」の本番でした。

常任首席客演指揮者として
最後の定期演奏会ご出演となった
下野竜也さんの指揮のもと、
ブルックナーの弦楽五重奏曲から「アダージョ」、
ヤン・リシエツキさんの独奏による
モーツァルトのピアノ協奏曲第24番ハ短調、そして、
ベートーヴェンの交響曲第6番「田園」という
とっておきの名曲プログラムを
じっくりお聴きいただきました!
こちらは、下野竜也さんによる
開演前の「プレトーク」より。
本日演奏する曲目から、
とりわけ「田園」交響曲について、
自然を愛したベートーヴェンへ敬意を込めて
たくさん語ってくださいました。
「田園」交響曲では、ブルックナーの交響曲に似て
同じモチーフが幾重にも折り重なって出てくるので、
まるで2017年に下野さん指揮で演奏した
アダムズ「ハルモニーレーレ」の
ミニマル・ミュージックに通じるものがある、等々、
とても興味深いお話をうかがうことができました。
そしていよいよ本番。
まずは、ブルックナー(スクロヴァチェフスキ編曲)の
弦楽五重奏曲から「アダージョ」。
心安らぐ、ブルックナーらしい敬虔で清らかな音楽です。
京響が誇る弦楽セクションの美しいアンサンブルが
やわらかく会場に響きわたります。
続いて、ヤン・リシエツキさんのピアノ独奏による
モーツァルトのピアノ協奏曲第24番。
(このハ短調のコンチェルトは、下野さんがヤンさんへ
リクエストされたそうです!)
リシエツキさんの繊細かつドラマティックな演奏により、
ハ短調のメロディが悲しくも美しい
モーツァルト晩年の深淵なこの名曲が煌めきます。
歌に満ちた第2楽章のラルゲットにはうっとり~♪
アンコールも、とにかく感動!!!
(9/21公演=シューマン「トロイメライ」
9/22公演=J.S.バッハ「ゴルトベルク変奏曲」からアリア)
若き巨匠ヤン・リシエツキさんにブラボー☆☆☆
休憩をはさんで後半は、
ベートーヴェンの名曲、交響曲第6番「田園」。
標題がつけられた5つの楽章が
表情豊かに展開されます。
同時期に作曲された第5番「運命」とは、
一見、対照的な第6番「田園」交響曲ですが、
モチーフの繰り返しの技法など
似ているところがたくさんあるので、
本当は双子のような作品だとのこと。
下野さん曰く、「何気ない日常と幸せ」が
描かれているのが「田園」交響曲。
得られなかった幸せを、ベートーヴェンが
スコアの中で実現したのが、
この「田園」交響曲だったのだろう
と「プレトーク」でおっしゃっていました。
豊潤なハーモニーと美しいメロディが
何度も何度もたたみかけるように湧き上がり、
森林浴をしているかのごとく心地よいアルファ波が
じわじわとホールいっぱいに広がります♪
第4楽章の「雷雨と嵐」ではティンパニが大活躍!
(ベートーヴェンよりも上手く「雷雨」を音楽で表現した
作曲家はいないと下野さんがおっしゃっていました!)
また第4楽章からはトロンボーンが、
ステージ上手のひな壇の一番上に登場!
(トロンボーン=神!だそうです)
マエストロ下野の鋭敏で的確なタクトのもとで、
京響メンバーが豊潤な響きにあふれた
究極の「田園」交響曲を大熱演!!
最後は嵐の後のさわやかな田園の風景が描かれて、
マエストロ下野の常任首席客演指揮者としての
6年間の集大成となった今回の定期を
感動のフィナーレで締めくくることができました。
下野竜也さん&京響メンバーにブラボー☆☆☆
終演後は、会場のお客さまと京響メンバーから
下野竜也さんへの大いなる感謝の気持ちを込めた
拍手とブラボーが鳴りやみません!!
さらに今回は下野さんが常任首席客演指揮者として
最後の定期演奏会ご出演ということで、
9/21公演では、なんと広上淳一さんが花束を持って
ステージに登場されるというサプライズが~~!!!
広上さんから下野さんへ、
京響の指揮者を6年間務めてくださったことへの
心のこもった感謝のメッセージも!!
9/22公演では、京響楽団長である
京都市長 門川大作氏から、
京都市民と京響メンバーを代表して、
これからも京都市立芸術大学音楽学部指揮専攻の教授として
京都とつながりを持ち続けてくださる
下野さんへ感謝の花束と言葉が贈られました!
また、9月末をもって退団される
京響第2ヴァイオリン奏者の野呂小百合さんに、
下野さんから花束が!
野呂さん、約11年間、第2ヴァイオリン奏者として
京響を支えてくださり、どうもありがとうございました!!
そして最後は、平和を祈って特別にアンコールとして、
下野さんお気に入りのピアノ&歌による作品
プーランク「平和のためにお祈りください」を
下野さんご自身のオーケストラ編曲でお聴きいただきました☆

こちらはコンチェルト演奏後の下野竜也さんと
ヤン・リシエツキさん!
こちらは下野竜也さんと広上淳一さん!
そしてこちらは、下野竜也さんと京響チェロ軍団!!
(なかなか撮れない貴重な写真です・・・!)
下野竜也さん、6年間にわたる
常任客演指揮者および常任首席客演指揮者としての
素晴らしい音楽の感動と数々の名演、
本当にありがとうございました!!!
そして今回も、台風が接近中にもかかわらず
ご来場くださいました
たくさんの皆さまに深く感謝申し上げます!!

さて、次回の京響自主公演は、
10/11(金)開催「第639回定期演奏会」です。
オーストリアの重鎮ラルフ・ワイケルトさんの指揮で、
モーツァルトの「ハフナー」交響曲と、
ブルックナーの交響曲第4番「ロマンティック」をお贈りします。
(なんと公演当日10/11はブルックナーの命日だそうです!)

チケットは、京都コンサートホールほかで絶賛発売中ですので、
たくさんの皆さまのご来場をお待ち申し上げております♪

【京響第639回定期演奏会】公演詳細→

明日と明後日は下野竜也指揮「第638回定期演奏会」!

今日の京響は、明日9/21(土)と明後日9/22(日)開催
「第638回定期演奏会」のホール練習でした。

今回の定期では、下野竜也さんの指揮のもと、
ブルックナーの弦楽五重奏曲から「アダージョ」、
驚異的な才能の若きピアニスト
ヤン・リシエツキさんを独奏にお迎えした
モーツァルトのピアノ協奏曲第24番ハ短調、
そしてメインには、ベートーヴェンの名曲、
交響曲第6番「田園」という
究極のプログラムをお聴きいただきます。

ご存知のとおり、京響の常任3人指揮者体制が
今シーズンで終了することとなり、
今回、下野さんは常任首席客演指揮者として
京響の公演へ最後のご出演となってしまいました。

毎回定期演奏会で、演奏機会が少ない傑作を
紹介してくださっていた下野さん!
2014年の常任客演指揮者ご就任の定期では、
ドヴォルザークの序曲三部作「自然と人生と愛」、
マルティヌーのオーボエ協奏曲、
ヤナーチェクのシンフォニエッタという
オール・チェコのプログラムでしたし、
2015年には現代アメリカの作曲家
コリリアーノの交響曲第1番、
2017年1月にはブルックナーの交響曲第0番、
さらに、常任首席客演指揮者となられた2017年11月には
アメリカのミニマル・ミュージックの作曲家
ジョン・アダムズのハルモニーレーレ、そして、
昨年2018年の定期では、日本を代表する作曲家
尾高惇忠さんのピアノ協奏曲と
ブルックナーの交響曲第1番、さらに
年末の第九コンサートでは、「第九」の前プロに
シェーンベルク「ワルシャワの生き残り」という、
常に個性あふれる選曲で楽しませてくださいました!
そして、京響常任首席客演指揮者として
最後の定期演奏会ご出演となる今回は、
満を持して王道の名曲、
ベートーヴェンの「田園」交響曲で
名曲中の名曲の真の魅力に正面から迫って、
京響との6年間を締めくくってくださいます。
さまざまな作品の面白さや魅力を私たちに届けて、
新たな発見へと導いてくださった
下野竜也さん、どうもありがとうございました!!!

こちらは今日のホール練習から。
今回の定期演奏会は、
第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンが
指揮者をはさんで左右に向かい合う
対向配置での演奏です。
まず、ブルックナーの弦楽五重奏曲から「アダージョ」。
下野さんとも親交が深かった
ポーランドの指揮者・作曲家で、
読売日響常任指揮者も務められた
ブルックナー演奏の草分け
故スクロヴァチェフスキさんによる
管弦楽編曲版でお届けします。
心が洗われるように美しく、
深みのある息の長いメロディに癒されます。。。
そして、芸術の秋の始まりにぴったりの名曲、
ベートーヴェンの「田園」!
マエストロ下野の颯爽としたタクトのもと、
田園風景の真っただ中で
さわやかな風に吹かれているような、
なんと心地よい「田園」交響曲!!
こんなにすごい「田園」は
今まで聴いたことがありません!!!
下野さん&京響の「田園」、
これを聴き逃すと絶対に後悔すること間違いなし!!!
そしてこちらは、ヤン・リシエツキさんがソロを務める
モーツァルトのピアノ協奏曲第24番ハ短調。
15歳で名門ドイツグラモフォンと専属契約して
世界で大きく脚光を浴びる、
1995年生まれでまだ24歳という
若き巨匠ヤン・リシエツキさん!
今回京響と演奏してくださるのは、
モーツァルトのピアノ協奏曲の中でも、
2曲しかない短調のピアノ協奏曲の一つ、第24番ハ短調♪
作曲家モーツァルトの晩年の
光と影を描くかのようなこの名曲を、
この世のものとは思えないほど
美しい音色で奏でてくださる
ヤン・リシエツキさんのピアノは必聴です☆☆☆
下野竜也さんが常任首席客演指揮者として
最後の定期を指揮される「第638回定期演奏会」は、
明日9/21(土)&明後日9/22(日)
京都コンサートホールにて
いずれも午後2時30分開演です。
開演前の午後2時ごろからは
下野竜也さんによる「プレトーク」、
終演後は下野さん&京響メンバーと交流していただける
「レセプション」も開催いたします。

両日とも、当日券と学生券は午後1時30分から、
後半券は開演後から休憩終了後まで発売予定で、
今のところS、A、B 席に残席がございますので、
どうぞ絶対にお聴き逃しなく!!!
たくさんの皆さまのご来場をお待ち申し上げております!

“切符買って来てね~♪”

【京響第638回定期演奏会】
■9/21(土)公演→
■9/22(日)公演→

大盛況!高関健指揮「オーケストラ・ディスカバリー」

今日の京響は、こどものためのオーケストラ入門シリーズ
「オーケストラ・ディスカバリー2019」第2回の本番でした。

2019年度シリーズ「オーケストラへようこそ!」の
第2回は「オーケストラの楽しみ方」がテーマで、
指揮は京響の常任首席客演指揮者・高関健さん!
京響の常任3人指揮者体制が今シーズンで終了することとなり、
今回、高関さんは常任首席客演指揮者としては
京響の公演への最後のご出演となりました。
今回はナビゲーターにロザンのお二人をお迎えして、
スッペの喜歌劇「軽騎兵」序曲、
モーツァルトの交響曲第40番ト短調 第1楽章、
若き実力派、松田理奈さんの独奏による
チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲ニ長調 第1楽章、
チャイコフスキー「眠れる森の美女」からワルツ、
R.シュトラウスの交響詩
「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」
という本格的なプログラムで、
交響曲、協奏曲、交響詩など
オーケストラのさまざまなレパートリーを
お聴きいただきました♪
こちらは開演前のロビーイベントから。
今回のロビーイベントは、
「チャレンジ!オーケストラ楽器」で
ヴァイオリン、チェロ、コントラバス、フルート、
トロンボーン、シンバルなどの打楽器といった
いろいろな楽器を体験していただきました。
(協力=ドルチェ楽器さま。どうもありがとうございました!)
子どもの皆さん、一生懸命に
チャレンジしてくださいました~♪
そしていよいよ本番スタート!
今回、弦楽器は第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンが
指揮者をはさんで左右に向かい合う対向配置での演奏です。
まずは、スッペの喜歌劇「軽騎兵」序曲で
馬がギャロップするかのように軽快にスタート!
序曲には、それに続いて始まるオペラやオペレッタの
アリアや有名なシーンのメロディなどが満載です。
曲間では高関さんとロザンのお二人による
楽しくわかりやすい解説も大人気☆
続いて、オーケストラのレパートリーの中で
最も大切な交響曲から、
モーツァルト後期の名曲、交響曲第40番第1楽章を。
有名な冒頭テーマのため息のようなメロディ、
ちょっと悲しげですが、とても感動的です。
そして、松田理奈さんがソロに登場する
チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲第1楽章!
演奏の前にちょっぴり松田理奈さんにも
お話をうかがいました~♪
今日演奏していただくヴァイオリン協奏曲は、
あらゆるジャンルの作品を作曲している
チャイコフスキーらしく、
とってもスケールが大きな曲とのこと!
松田理奈さんが完璧なテクニックで奏でる、
まさにスケールが大きく
情熱あふれるヴァイオリンにブラボー☆☆☆
休憩をはさんで後半は、バレエ音楽から
チャイコフスキーの「眠れる森の美女」の
シンフォニックな「ワルツ」を!
歌詞のあるオペラとは違い、
踊りのみで作品が表現されるバレエでは、
音楽の持つ役割がさらに重要になります♪
そして今日のプログラムの最後を飾るのは、
オーケストラで物語を描く交響詩の傑作、
R.シュトラウス「ティル・オイレンシュピーゲルの
愉快ないたずら」!

ドイツの民話のいたずら者ティルが繰り広げる物語が
(原作は100話ほどあるそうです!すごいですね!)
大編成のオーケストラでダイナミックに展開されます☆

今日は演奏をお聴きいただく前に、
高関マエストロが、主要な場面のストーリーと、
それに対応する音楽を実際にオーケストラで
音を出して示しながら、
曲をくわしく解説してくださいました!
「むかしむかし、あるところに・・・」という
物語の始まりをあらわす冒頭のテーマや
ホルンによるティル登場のテーマ!
ティルが市場で馬にのって大暴れして
ウンチをして逃げてしまう場面も(笑)!
(コントラバスがウンチを表現・笑!)などなど。
そしていよいよ「ティル」の演奏!
さまざまないたずらを繰り返し、
最後は逮捕されて絞首刑になってしまう
ティルの物語のいろいろな場面が
生き生きと描かれた交響詩の名曲を、
高関マエストロの綿密な解釈によるタクトのもと
京響メンバーが大熱演!!!
大きな拍手におこたえして、アンコールには
J.シュトラウス2世が雷や稲妻を音楽であらわした
ポルカ「雷鳴と電光」をお届けして
今日のコンサートを楽しく締めくくることができました!!
終演後の会場アンケートでは、
「交響曲と協奏曲の違いがわかりました」
「ティル・オイレンシュピーゲルのゆかいな
いたずらが楽しかった。いろんな表現があって、
物語の様子がよく分かった」(11歳女子)
「高関さんとロザンの二人のやりとりが
おもしろかったです。」(9歳女子)
「松田理奈さん、すばらしかったです。
第1音でファンになりました」
「一度来てから毎回来てます。いつもおもしろい
分かりやすい解説とすてきな音楽ありがとうございます。
次回もおねがいします!」(11歳女子)
「高関さん、京響 お疲れさまでした♪
またどこかでお会いできること
楽しみにしています!!」(11歳男子)など
たくさんのあたたかいメッセージをいただきました!
どうもありがとうございます!!
こちらは演奏後の高関健さんと松田理奈さん!
そしてこちらは、終演後の高関健さんと
松田理奈さん、ロザンのお二人の笑顔です!
すてきなステージをどうもありがとうございました!
高関健さん、京響常任首席客演指揮者として6年間、
素晴らしい音楽をたくさん聴かせてくださり、
本当にありがとうございました!!!
高関健さんにブラボー☆☆☆
そして、今回もご来場くださいました
たくさんの子どもの皆さん、
どうもありがとうございました!!!

さて、次回の「オーケストラ・ディスカバリー2019」
第3回「オーケストラ七変化」は、
11/4(月・祝)午後2時開演です。
宮川彬良さんの指揮&ピアノで
オリジナルの曲とアレンジされた曲をききくらべながら、
ナビゲーターのガレッジセールのお二人とともに、
宮川さんのアレンジで大変身する
オーケストラ作品の魅力を
たっぷりお楽しみいただきます。
チケットは、自由席のみ発売中です♪
(指定席は完売御礼~!)
■11/4「オーケストラ・ディスカバリー2019」第3回→
そして、次回の定期演奏会は、
9/21&22開催「第638回定期演奏会」です。
下野竜也さんの指揮で、スクロヴァチェフスキ編曲の
ブルックナーの弦楽五重奏曲「アダージョ」、
ヤン・リシエツキさん独奏による
モーツァルトのピアノ協奏曲第24番ハ短調、そして
ベートーヴェンの「田園」交響曲で
名曲の醍醐味をお贈りします。

下野さんは、京響の常任首席客演指揮者としては
今回が最後の定期演奏会ご出演となりますので、
どうぞ絶対にお聴き逃しなく!!

チケットは、京都コンサートホールほかで
絶賛発売中ですので、
たくさんの皆さまのご来場をお待ち申し上げております♪
【京響第638回定期演奏会】
■9/21(土)公演→ 
■9/22(日)公演→