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2025年4月現在 (◎首席奏者 ○副首席奏者)
ソロ首席奏者
桐朋学園大学を経て、イタリアに渡り、P.ファルッリに師事。その後指揮者R.ムーティに認められ、フィレンツェ市立歌劇場首席ヴィオラ奏者となる。ジュネーヴ国際音楽コンクールヴィオラ部門第2位入賞。
これまでに読売日本交響楽団ソロ・ヴィオリスト、NHK交響楽団ソロ首席ヴィオラ奏者を歴任。ソリストとして読響、N響、東フィル、札響、パイヤール室内管などと共演。小澤征爾の信頼も厚くサイトウ・キネン・オーケストラ、水戸室内管弦楽団のメンバーでもある。「ヴィオラ・スペース」への出演はもとより、日本を代表するヴィオラ奏者として、室内楽やソロの分野でも幅広い活躍を展開し、CD録音も多数。また2021年3月マイスター・ミュージックより新譜「アート・オブ・ヴィオラ」をリリース。
現在、京都市交響楽団ソロ首席ヴィオラ奏者、東京都交響楽団特任首席ヴィオラ奏者。東京音楽大学教授、桐朋学園大学非常勤講師として後進の育成にも力を注いでいる。
第30回有馬賞、令和2年度京都市文化功労者受賞。
ソロ首席奏者
1975年、京都市立芸術大学卒業。黒沼俊夫氏に師事。76年、第23回文化放送音楽賞受賞。77年、第46回日本音楽コンクール第1位。海外派遣コンクール松下賞受賞。79年、京都・東京にてデビュー・リサイタルを開く。第6回カサド国際チェロ・コンクール優勝。ヨーロッパ各地で活躍。83年、第1回京都府文化賞新人賞受賞。86年、東京・京都にてバッハ無伴奏チェロ組曲全曲演奏会を開催。91年、ノイマン指揮チェコ・フィルハーモニー管弦楽団と共演。93年、第5回飛騨古川町音楽大賞奨励賞受賞。プラハ交響楽団と共演。98年ABC国際音楽賞受賞。2001年、第19回京都府文化賞功労賞受賞。ソリストとしての活躍はもちろん室内楽の分野においても国内外の著名なアーティストたちからの信頼も厚い。また、98年に京都府民ホール・アルティの開館10周年を記念し弦楽四重奏団(ヴァイオリン豊嶋泰嗣・矢部達哉・ヴィオラ川本嘉子)を結成し、定期的に公演を行っている。京都市立芸術大学名誉教授、桐朋学園大学特任教授、大阪音楽大学特任教授、京都市文化功労者。日本演奏連盟正会員。
ソロ首席奏者
愛知県出身。桐朋学園大学で井上頼豊、秋津智承、山崎伸子の各氏に師事。在学中1987年第56回日本音楽コンクール第1位、第1回淡路島国際室内楽コンクール第2位入賞、第1回日本室内楽コンクール第1位など数々の受賞歴を持つ。同大学を首席で卒業後、桐朋学園研究科ではピュイグ・ロジェ、キジアーナ音楽院でリッカルド・ブレンゴラーの下で室内楽の研鑽を積む。1990年東京都交響楽団首席奏者に就任。1994年退職後広島交響楽団の客演ソロ・チェロ奏者を経て1997年より2019年まで神奈川フィルハーモニー管弦楽団首席奏者を勤める。同楽団とはハイドン、シューマン、ドヴォルザーク、グルダ、コルンゴルト、リヒャルト・シュトラウスのドン・キホーテなど多数の協奏曲をソリストとして共演し、いずれも好評を博した。
サイトウ・キネン・オーケストラ、宮崎国際音楽祭に毎年参加、トリトン第一生命ホールの「晴れた海のオーケストラ」やチェンバーソロイツ佐世保のメンバーでもある。また室内楽の分野でも欠く事の出来ないチェリストとして著名な演奏家との共演も多い。
チェロカルテットCello Repubblicaの主宰や宮川彬良氏と教育プログラムの2人のユニット「音楽部楽譜係」、生まれ故郷である名古屋で「大人の室内楽研究所」を立ち上げ、地域の文化向上をライフワークとするなど、活動は多岐に渡る。2008年のバッハの無伴奏チェロ組曲全曲に続き、2012年に発表したアルバム『情景』はレコード芸術誌上で準推薦盤の評価を得た。
現在、京都市交響楽団特別首席奏者、東京音楽大学教授、東京藝術大学非常勤講師、スズキ・メソッド特別講師。日本チェロ協会理事、みやざきチェロ協会名誉会員。
特別首席チェロ奏者
品のよい透明感ある音色と豊かな抒情性を兼ね備えたチェリスト。これまでにベルリン・コンツェルトハウス、メタモルフォーゼン・ベルリン、ベルギー・ワロニー王立室内管弦楽団、ハンガリー・サヴァリア交響楽団、東京交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団等と共演。都民フェスティバル、宮崎国際音楽祭、東京・春・音楽祭、パブロ・カザルス音楽祭に出演。
全ドイツ音楽大学コンクール2023・アーノルド財団賞、国際チェロコンクール・第5回エマニュエル・フォイアマン大賞・特別賞、第14回ルーマニア国際音楽コンクール・グランプリ、第27回青山音楽賞・新人賞、第45回日本ショパン協会賞を受賞。高校2年時に第68回全日本学生音楽コンクールおよび第83回日本音楽コンクールを史上初めて同年に制した。
桐朋学園大学ソリスト・ディプロマ・コースおよびザール音楽大学をそれぞれ首席で卒業、ハノーファー音楽演劇メディア大学大学院を経て、現在はリューベック音楽大学国家演奏家資格課程に在籍。倉田澄子、宮田大、常光聡、佐藤明、G.リヴィニウス、V.ハンター、T.スヴァーネの各氏に師事。京都市交響楽団特別首席奏者、ジャパン・ナショナル・オーケストラ(JNO)のコアメンバー。
関西ゆかりの楽師の家系で、篳篥奏者の東儀俊慰(としやす)を高祖父に持つ。1997年生まれ、埼玉県出身、ベルリン在。