今日の京響は、「第628回定期演奏会」!

指揮にヨエル・レヴィさん、ヴァイオリン独奏にはヴィヴィアン・ハーグナーさんをお迎えしてお贈りした今回の定期演奏会。モーツァルトの交響曲第32番、ブラームスのヴァイオリン協奏曲、そしてバルトークの管弦楽のための協奏曲という、幅広い年代の名作をご堪能いただきました!

開演前には定期演奏会恒例の指揮者によるプレトークも♪

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登壇すると、なんと「客席から質問を受け付けます、個人的なものでも構いません!」というレヴィさん!「今回の定期演奏会の選曲について」「京響の印象について」といったものから、「レヴィさんの祖国について」といったものまで、会場から寄せられる様々な質問に一つ一つ丁寧にご回答いただきました。
中でも「なぜ指揮者になったのですか」という質問には「いい質問ですね」というレヴィさん。もともとご両親が音楽好きだった影響もあるそうですが、それよりなにか天から降ってきたものに突き動かされたように指揮者になったというレヴィさんのご回答には会場からも感嘆の声が上がっていました。

そして、モーツァルトの交響曲32番で開演!
序曲形式でコンサートの始まりにふさわしい華やかな旋律で会場が包まれます

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続くブラームスのヴァイオリン協奏曲ではヴィヴィアン・ハーグナーさんが登場!
赤のドレスが、オーケストラの黒の衣装の中で映えてとても美しいです♪

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ドレスの赤に象徴されるかのように情熱的な演奏を披露してくださるハーグナーさん。ハーグナーさんのあまりに素敵な演奏に、京響メンバーもより一層の熱演を繰り広げます。明るく、華やかな旋律の第3楽章が終わると会場からはいつもに増して華やかな拍手が!

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アンコールでは、J.S.バッハ「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番よりアダージョ」も披露してくださいました

後半はバルトークの管弦楽のための協奏曲

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通常、協奏曲というとピアノやヴァイオリンなど特定の楽器の独奏を伴う作品が主ですが、この協奏曲は、オーケストラのそれぞれの楽器をソリストのように扱った協奏曲。(プレトークでレヴィさんからもそのようにお話しがありました♪)

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まさに今の京響をご堪能いただけるドラマティックな演奏に、ダイナミックな最終楽章が終わると同時に会場から割れんばかりの拍手とブラボーが!!!

ご来場くださいましたみなさま、誠にありがとうございました!
こちらは終演後、レヴィさんとハーグナーさんのお写真♪お二人とも素敵な笑顔です

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さて、そんな京響、次回の自主公演は

「第629回定期演奏会」

日本フィル桂冠指揮者兼芸術顧問で、ロシアを代表する世界最強の指揮者アレクサンドル・ラザレフが京響に再登場!グラズノフの「四季」とボロディンの交響曲第2番でロシア音楽の神髄をご堪能ください!

\2回公演/
2018年11月17日(土)
2018年11月18日(日) 
京都コンサートホール・大ホール
14:30 開演(13:30会場)*14:00より指揮者によるプレトークあり
指揮:アレクサンドル・ラザレフ
曲目:グラズノフ:バレエ音楽「四季」op.67
   ボロディン:交響曲第2番ロ短調
URL: 17日公演 18日公演