くもり空ではありましたが、
春うららかな週末の午後となった今日の京響は、
桂冠指揮者・大友直人さんの指揮による
第556回定期演奏会の本番でした。

2012年度シーズン定期演奏会のスタートを飾るにふさわしく、
プログラムにはラフマニノフからスクリャービンまで、
20世紀ロシア音楽の傑作が並んでいます。

昨日のホール・リハーサル風景です。
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そして本番の今日。
開演前は、大友さんのすてきなプレトークで。
大友さん、声もすてきです☆
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ラフマニノフのヴォカリーズは、あまりにも有名な曲なのですが、
オーケストラ編曲での演奏は意外とめずらしいかもしれません。
あの哀愁漂うメロディをオーケストラのサウンドで、
しかも大友さんのエレガントな指揮で楽しめて、
ちょっとうれしい気分です☆

古典交響曲は、とても小気味よい「擬古風」な作品ですが、
「実は、この曲が一番難しいんですよ!」と大友さん。
でも、プロコフィエフらしい軽快さとコミカルさが見事に表され、
はつらつとした快演でした!

そして、スクリャービンの交響曲第2番は、
プレトークで大友さんがおっしゃったとおり、
美しい和音が魅力的な作品。
マエストロ大友の的確な指示でその和音の響きが丹念に練り上げられ、
とても耳に心地よい、まろやかなハーモニーとなって
会場全体を包み込んでいました~!
まさにスクリャービンの壮大な音楽が創り上げる宇宙のようでしたね!

スクリャービンは、2009年2月の第521回定期で
マルク・ゴレンシュタインさん指揮のもとでも演奏していますが、
その時とはまた一味違った、大友さんならではの、
気品に満ちた豊潤なオーケストラのサウンドに酔いしれました。
大友さん、ブラボー!!!
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スクリャービンは、音を聴くと色が思い浮かぶなど、
「共感覚」という特別の才能を持っていたらしいですが、
この交響曲を聴かれた皆さまは、どのような色を感じられたでしょうか?!
ひとつの色では語れない、多彩な表現にあふれた充実した演奏だったと思います。

終演後もレセプションで盛り上がり、
おかげさまで2012年度の定期演奏会を
元気いっぱいにスタートさせていただくことができました。
ご来場くださったたくさんの皆さまに、
心から感謝申し上げます!