今日の京響は、明日6/15(金)開催
「第624回定期演奏会」のホール練習でした。

今回は、フィラデルフィア管のアジア常任指揮者・芸術アドヴァイザーを務める
マカオ出身の若き俊英リオ・クオクマンさんが指揮に登場!
現代アメリカの作曲家ジェニファー・ヒグドンの「ブルー・カセドラル」
(今回が日本初演!)とチャイコフスキー最後の交響曲「悲愴」とともに、
名門チェコ・フィルの史上最年少コンサートマスターを務めて
同フィルから「アソシエート・アーティスト」の称号を与えられた
ヨゼフ・シュパチェクさんをソロに迎えて、
ドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲をお贈りします。
(なんとリオさんとシュパチェクさんは、
 アメリカで共に学生時代を過ごされた大親友なのだそうです~♪)

こちらは今日の練習風景から。
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チャイコフスキー最後の交響曲、第6番「悲愴」!
リオさんの深い音楽性に満ちたタクトのもとで、
弦楽器が心の底からこみ上げるかのようにせつないメロディを奏で、
管楽器が重厚でダイナミックに鳴り響く、まさに絶品のチャイコフスキーです!!
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こちらは今回が日本初演となる「ブルー・カセドラル」。
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作曲のジェニファー・ヒグドンさんは、
ピューリッツァー賞だけでなくグラミー賞を2度も受賞されている
まさに今を代表するアメリカの現代音楽の作曲家。
この作品は、カーティス音楽院の創立75周年を記念して委嘱され、
亡くなられた弟さんへの追悼も込められているそうです。
(今回の公演プログラム冊子には、ヒグドンさん自身による解説が
 掲載されていますので、ご来場の際はぜひお読みください!)
クリスタルのように透明な癒しの響きにあふれ、
さまざまなイマジネーションをかきたてられる、本当に美しい作品です。
2000年に初演されて以来、実に600回以上も世界中で演奏されてきているとのことで、
今回、京響が日本初演をさせていただけることは、大きな喜びです☆
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曲の最後では、水を入れたグラスをこすって音を出すグラスハーモニカを
トロンボーン、テューバ、ホルンのメンバー ↓  ↓  ↓ が演奏したり、
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弦楽器などのメンバーが中国の健身球(=中国の健康グッズで、
転がすときれいな音が出ます)を鳴らしたりもしますので、どうぞご注目を♪
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そして、チェコの若きヴァイオリニスト、
ヨゼフ・シュパチェクさんの独奏で、ドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲!
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大親友のリオさんとシュパチェクさんによる
心がぴったり合った究極のコンチェルト☆
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チェコ独特のリズムが生き生きと躍る
シュパチェクさんの本場のドヴォルザークは必聴です!!
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リオ・クオクマンさんの指揮の「第624回定期演奏会」は、
明日6/15(金)京都コンサートホールにて午後7時開演です。
開演前の午後6時30分ごろからは
リオさんによる「プレトーク」(英語通訳付)も
開催いたしますので、ぜひとも併せてお楽しみください。
(「プレトーク」開始時間が4月から変更となっておりますのでご注意を!)

チケットは、S席、A席、B 席に残席がございまして(A席は残席わずか!)、
当日券と学生券は午後6時から、
後半券は開演後から休憩終了まで発売となる予定ですので、
たくさんの皆さまのご来場をお待ち申し上げております♪