今日の京響は、「オーケストラ・ディスカバリー2017」第4回の本番でした。

今回のテーマは「音楽の魔法」で、
指揮は常任指揮者兼ミュージック・アドヴァイザーの広上淳一さん!
ガレッジセールのお二人をナビゲーターに、
J.ウィリアムズの「スター・ウォーズ」からメインタイトル、
ベートーヴェンの交響曲第5番「運命」第1楽章、
2016年モントリオール国際コンクール優勝の若きヴァイオリニスト
辻彩奈さんを独奏にお迎えした
メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲ホ短調から第1楽章、
そして、ブラームスのハンガリー舞曲第5番と
チャイコフスキーの交響曲第5番から第4楽章をお聴きいただき、
音符と指揮者、演奏者の関係や、楽譜にかかれた記号や演奏法など、
音楽を豊かにしている魔法のエッセンスを、名曲と楽しいトークでご紹介しました~☆

こちらは開演前ロビーイベント。今回は「ミステリーコンサート」!!
だれが?どんな楽器で?なにを演奏?!ということで、
京響メンバーたちが、いつもとはちょっと変わったコンサート披露しました。

トップバッターは、副首席フルート奏者の中川佳子さん、
ホルン奏者の中川慎一さん、打楽器奏者の福山直子さんによる
「パクリコーダートリオ」の演奏で「ダースベイダーのテーマ」などを。
アンデス25Fという笛とウクレレ、ホルンによる癒し系ユニットです♪
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続いて、「きつね坂Ⅱ」は、ヴァイオリン奏者の後藤良平さんとスタッフの森本芙紗慧さん
によるリコーダーのアンサンブルで、大河ドラマ「西郷どん」のテーマを!
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そして最後に、広上淳一さんが鍵盤ハーモニカで登場して、
第2ヴァイオリン副首席奏者の杉江洋子さん、首席ヴィオラ奏者の小峰航一さん、
チェロ奏者の渡邉正和さんによる「出雲路カルテット」!
モンティの「チャルダッシュ」で大きく盛り上がりました~☆☆☆
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そして本番が「スター・ウォーズ」のテーマでゴージャスにスタート!
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ベートーヴェンの交響曲第5番「運命」では、
作曲家がどういう状況でこの作品を書いたのかなど、
作品の背景や作曲家について知ることが演奏に深みを与えるのだということを、
広上さんがガレッジセールのお二人とともにわかりやすく説明してくださり、
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有名な冒頭だけでなく第1楽章全部をじっくりお聴きいただきました~♪
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そして、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲では、
辻彩奈さんが情熱的で音楽性豊かなすばらしいソロを聴かせてくださいました☆
辻彩奈さんにブラボー☆☆☆
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休憩をはさんで後半は、ブラームスのハンガリー舞曲。
楽譜どおりにそのまま、まるで棒読みのような演奏と、
テンポを揺らして感情をたっぷり込めた(=魔法のエッセンス入り!)演奏を
ガレッジセールのお二人にも聴きくらべていただき、
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京響と広上さんの味わいによるハンガリー舞曲を。
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最後は、チャイコフスキーの交響曲第5番から第4楽章。
この曲では、なんと広上さんが自前の小道具を使って、
指揮者によってどのように演奏が変わるのかを、
ロシア人の指揮者と日本人の指揮者を例にして、
とてもわかりやすく説明してくださいました~☆

まずは、ロシア人の指揮者(ヒロカミンスキー!笑)!
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こちらは日本人指揮者!
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そして、締めくくりは京響=広上による渾身のチャイコフスキー!!
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同じ曲でも、指揮者やオーケストラが変わると違う味わいの演奏になったり、
毎回どんな演奏になるのかワクワク楽しみなのも、ライブならでは☆
やっぱり生演奏はよいですね!!

こちらは演奏後の広上淳一さんと辻彩奈さん、ガレッジセールのお二人のすてきな笑顔です。
感動のコンサートをどうもありがとうございました☆☆☆
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終演後のアンケートでも、
「みんなに人気な音楽は人の気もちをあかるくしてくれたりしてくれるので、
かなしかったりさみしいときにきくとげんきになれるから、
たくさんききたいとおもいました」(9歳女子)
「指きしゃの人のうごきがすごかった」(10歳男子)
「いろいろな曲と出会えて、とてもうれしかったので、
これからいっぱい音楽をききたいと思いました」(9歳女子)
「広上さんのカツラをつけてのパフォーマンスで
7才の息子はオーケストラにとても親近感がわいたようです!」(45歳女性)
などなど、あたたかいメッセージをたくさんいただきました☆
今回も京都コンサートホールへご来場くださった
たくさんの子どもの皆さん、どうもありがとうございました!

続く2018年度の「オーケストラ・ディスカバリー」は、
「Bravo!オーケストラ」を年間テーマにして
2018年7/1, 9/9, 12/23, 2019年3/24に開催します。
チケットは、4回シリーズ通し券が早々に完売御礼~♪
各回1回券は4/23(月)から発売予定です!

そして、次回の京響自主公演は、
3/27(火)ロームシアター京都メインホールで午前11時開演の
「京都 発見!クラシック」Vol.7です。
広上淳一さんの指揮のもと、2016年エリザベート王妃国際音楽コンクールの
ファイナリストで国際的に活躍する新鋭ピアニスト岡田奏さんの独奏による
ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番などをお聴きいただくほか、
前半には、プロフィギュアスケーター鈴木明子さんと広上さんによる
すてきなトークもお楽しみいただきます。
チケットは発売中で、当日券は公演当日朝10時から、
ロームシアター京都メインホール入口にて発売予定です。
ぜひともお花見がてら、京都・岡崎のロームシアター京都へ
たくさんの皆さまのご来場をお待ち申し上げております♪