昨日と今日の京響は、「第621回定期演奏会」の本番でした。

イタリアの巨匠ジャンルイジ・ジェルメッティさんの指揮のもと、
ロッシーニの「ウィリアム・テル」序曲と
イタリアの名チェリスト、ルイジ・ピオヴァノさんの独奏による
ドヴォルザークのチェロ協奏曲、
そして、ラヴェルの管弦楽作品の傑作から
「道化師の朝の歌」「亡き王女のためのパヴァーヌ」「ボレロ」を
じっくりとお聴きいただきました☆

こちらは開演前のジェルメッティさんによる「プレトーク」から。
(イタリア語通訳:大前努さん)
今回演奏する作品について、今年没後150年のロッシーニからラヴェルまで、
聴きどころをたっぷりと語ってくださいました☆
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そして本番スタート。
まずは「ウィリアム・テル」序曲。
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まるでこれからオペラが始まるかのような期待感に満ちた、
これぞまさに、本場イタリアのロッシーニです!
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そして、ドヴォルザークのチェロ協奏曲では、
ルイジ・ピオヴァノさんが郷愁に満ちたメロディを悠々と奏でて大熱演!!
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コンサートマスター渡邊穣さんのソロもすてきでした☆
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アンコールの子守唄は、演奏とともに歌もあり、びっくり!
深い音楽性にあふれたピオヴァノさんの名演奏にブラボー!!
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そして休憩をはさんで後半は、ラヴェルの管弦楽作品の世界へ・・・♪
プレトークでジェルメッティさんがお話されたとおり、
今回はラヴェル3曲を3つの楽章でできた1つの作品ととらえて、
3曲続けて演奏させていただきました。
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ジェルメッティさんの精緻なタクトのもと、
スペインの雰囲気の中で哀愁漂うファゴットのソロが魅力的な「道化師の朝の歌」、
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ホルンのソロが美しい「亡き王女のためのパヴァーヌ」、
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そして、「パヴァーヌ」の余韻に続いて始まり、
スネアドラム3台に支えられて盛り上がった熱狂の「ボレロ」!!
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マエストロ・ジェルメッティと京響メンバーにブラボー☆☆☆
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最後に、演奏後のジェルメッティさんとピオヴァノさんの笑顔です。
感動のコンサートをどうもありがとうございました!!
そして、今回も2日間にわたりご来場くださったたくさんの皆さまに
心から感謝申し上げます!
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今回は、3/18公演の終演後のステージで、この3月末で京響を卒団される
コンサートマスター渡邊穣さんとヴァイオリン奏者の後藤良平さんに感謝の花束が!!
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こちらはマエストロ・ジェルメッティと渡邊穣さん&後藤良平さんです。
長年にわたって京響サウンドをリードしてきてくださったお2人にブラボー☆☆☆
渡邊さん、後藤さん、長い間すばらしい演奏を聴かせてくださり、
本当にありがとうございました!!
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そして次回の京響自主公演は、3/25(日)午後2時開演の
「オーケストラ・ディスカバリー2017」第4回です。「音楽の魔法」をテーマに、
常任指揮者兼ミュージック・アドヴァイザー広上淳一さんの指揮のもと、
ガレッジセールのお二人をナビゲーターに、
2016年モントリオール国際コンクール優勝の若きヴァイオリニスト
辻彩奈さんのソロでメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲ホ短調から第1楽章を
お聴きいただくほか、ブラームスのハンガリー舞曲第5番や
チャイコフスキーの交響曲第5番第4楽章ほかで
音符と指揮者、演奏者の関係や、楽譜にかかれた記号や演奏法など、
音楽をゆたかにしている魔法のエッセンスを、名曲と楽しいトークでご紹介します。
チケットは、指定席は売切となりましたが、
自由席はまだ京都コンサートホールにて発売中です。

また、3/27(火)ロームシアター京都メインホールで午前11時開演の
「京都 発見!クラシック」Vol.7では、
広上淳一さんの指揮のもと、2016年エリザベート王妃国際音楽コンクールの
ファイナリストで国際的に活躍する新鋭ピアニスト岡田奏さんを独奏に迎えて
ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番などをお聴きいただくほか、
前半には、「表現するカタチ~フィギュアを彩る名曲たち~」をテーマに、
元オリンピック日本代表のプロフィギュアスケーター鈴木明子さんと広上さんによる
すてきなトークもお楽しみいただきます。
(ピョンチャンオリンピックのお話もきけるかも?!)
チケットは発売中で、当日券は公演当日朝10時から、
ロームシアター京都メインホール入口にて発売予定です。
お花見日和となりそうな来週は、京都で京響の演奏を聴いてみませんか?
たくさんの皆さまのご来場をお待ち申し上げております♪