昨日と今日の京響は、「第618回定期演奏会」の本番でした。

常任首席客演指揮者・下野竜也さんの指揮のもと、
アンナ・フェドロヴァさんの独奏によるベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」と、
現代アメリカの作曲家ジョン・アダムズの「ハルモニーレーレ」を
じっくりとお聴きいただきました☆

こちらは開演前の下野竜也さんによる「プレトーク」です。
今日のメイン・プログラム「ハルモニーレーレ」について、
作品における調性の持つ意味とともに、
興味深いお話を熱く語ってくださいました☆
(今日のプログラムは、実は「変ホ長調」という調性でつながれていました~!)
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そして本番スタート。
まず、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」から。
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言わずと知れた名曲中の名曲を
深い音楽性をもって奏でてくださったフェドロヴァさん!(11/25公演から)
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気高く壮麗で、まさに堂々たる「皇帝」!(こちらは11/26公演から)
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アンコールのベートーヴェン「月光」ソナタの終楽章(11/25公演)と
ショパンの小犬のワルツ(11/26公演)もすてきでした☆
アンナ・フェドロヴァさんにブラボー☆☆☆

休憩をはさんで、後半は、
いよいよジョン・アダムズの「ハルモニーレーレ」!
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ホール全体にじわじわと拡がる
ミニマル音楽独特の微妙な響きの変化を
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マエストロ下野の的確で緻密なタクトに導かれて、
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集中力と緊張感みなぎる京響メンバーが大熱演!!
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下野さんが「プレトーク」でお話してくださったとおり、
変ホ長調で始まる「皇帝」から、変ホ長調で終わる「ハルモニーレーレ」まで、
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時空を超えて「変ホ長調」でつながれたハーモニーの旅を、
心ゆくまで体感していただくことができました!
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下野竜也さんと京響メンバーにブラボー☆☆☆
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最後に、演奏後の下野竜也さんとアンナ・フェドロヴァさん、
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そしてこちらは、終演後の下野竜也さんと、
今回客演コンサートマスターを務めてくださった西江辰郎さん
&京響コンサートマスター泉原隆志さんのすてきな笑顔です!
西の王子(泉原さん)と東の王子(西江さん)にはさまれてご満悦の下野さんです~♪
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感動と驚きに満ちたコンサートをどうもありがとうございました!!
そして、今回も2日間にわたりご来場くださったたくさんの皆さまに
心から感謝申し上げます!

次回の京響自主公演12/27(水)&12/28(木)午後7時開演の
「第九コンサート」には、1990~98年に音楽監督&第9代常任指揮者として
京響をリードしてくださった井上道義さんが指揮に登場します!
チケットは、12/27公演の方はすでにS席とA席が売切となっておりますので、
まだチケットをお求めでないお客さまは、どうぞお早目に♪