昨日と今日の京響は、「第607回定期演奏会」の本番でした。

指揮は、我らが常任首席客演指揮者の高関健さん!
ピアノ児玉桃さんとオンド・マルトノ原田節さんの独奏とともに、
メシアンの「トゥーランガリラ交響曲」をじっくりお聴きいただきました☆

こちらは開演前の高関健さんによる「プレトーク」から。
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作曲家メシアンについて、そして「トゥーランガリラ交響曲」に
特徴的な楽器オンド・マルトノや、
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ピアノ、ジュ・ドゥ・タンブル、チェレスタなど楽器の説明から、
メシアンの音楽語法、移調の限られた旋法や複雑なリズムについてなど、
この作品のキーとなるメロディをマエストロ高関が自らチェレスタを演奏しながら
わかりやすくアナリーゼしてくださいました!
高関さんが「トゥーランガリラ」を指揮されるのは今回で2回目とのことですが、
スコアをさらに読みこまれただけでなく、メシアンの講義録も勉強されたとのことで、
いつも高関さんの知識の豊富さには感激です!
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そして本番スタート。
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マエストロ高関の凛とした完璧なタクトのもと、
この超人的な難曲を見事に聴かせてくださった
ピアノ児玉桃さんとオンド・マルトノ原田節さんのソロとともに
京響メンバーが大熱演!!
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約80分間、メシアンの世界にど~~っぷり浸っていただきました~☆
(ステージ上にあふれんばかりにひしめく大編成のオーケストラは圧巻でした!)
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マエストロ高関と児玉桃さん&原田節さんにブラボー☆☆☆
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最後に、終演後の高関健さん、児玉桃さんと原田節さんです。
(原田さんは、ホールの近くで見つけられた美しく紅葉した葉っぱを
ポケットチーフの代わりにつけられていました!ステキですね!)
感動的なコンサートをどうもありがとうございました☆
そして、2日間にわたり、ご来場くださったたくさんの皆さまに
心から感謝申し上げます!
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次回の京響自主公演は、
まず、くるり岸田繁さん作曲の交響曲を京響=広上が世界初演する
「京響プレミアム」12/4(京都公演)&12/6(東京公演)で、
チケットは両日とも完売御礼~♪

そして、12/23(金・祝)は、京響=広上・高関・下野&大谷麻由美さん・水戸博之さん
の指揮による「京響創立60周年記念特別演奏会」です!
シュトックハウゼン「グルッペン」とケージ「5つのオーケストラのための30の小品」
という、聴けるのは一生に一度かも?!というめずらしい作品を
演奏いたしますので、絶対にお聴き逃しなく!!
チケットは、京都コンサートホールほかで絶賛発売中ですので、
たくさんの皆さまのご来場をお待ち申し上げております♪