今日、京響?

過去の投稿
November 2018 の投稿一覧です。
2018/11/18カテゴリー: ニュース  投稿者: kso
公演終了!アレクサンドル・ラザレフ指揮「第629回定期演奏会」
昨日、今日の京響は「第629回定期演奏会」でした!

null
日本フィル桂冠指揮者兼芸術顧問のアレクサンドル・ラザレフさんを指揮にお迎えしてお贈りした今回の第629回定期演奏会。グラズノフ:バレエ音楽「四季」op.67とボロディン:交響曲第2番ロ短調というロシア音楽をご堪能いただけるプログラムをお贈りいたしました。

null
開演前のプレトークでは、
「今回取り上げる二人の作曲家はともにアレクサンドルという苗字を持っていますが、(アレクサンドル・グラズノフ、アレクサンドル・ボロディン)アレクサンドルという苗字は19世紀ロシアの皇帝の名前です。そして、実は私の苗字も同じくアレクサンドルです。秘密ですよ。」とロシアンジョークで会場の空気を和ませてくれたラザレフさん。ボロディンの作品の魅力や、グラズノフのバレエ音楽「四季」の 冬→春→夏→秋 と進む構成についてお話しいただきました。

null
そして開演!グラズノフ「四季」の、冷たい風が吹くような寒さを連想させる「冬」からスタート!
「冬」でありながらもバレエ音楽らしく、どの曲もまさにバレエダンサーが躍る姿が目に浮かぶ、軽やかで華やかな響きです。
そして、ハープの美しい音色とともに「春」が訪れ、穏やかな「夏」に続きます。

null
どこかお祭りらしい雰囲気を感じさせるリズムで幕を開けるのが「秋」です。バレエでは、収穫を祝う盛大なバッカナール(酒宴)の場面だそうです。
随所で「冬」「春」「夏」の旋律が繰り返されながら、締めくくりは華やかに、豊饒を祝う祝祭のアポテオーズでフィニッシュ!

ロシアの気候といえば、長く厳しい冬が思い出されがちですが、その気候だからこそ引き立つ四季の移ろいの美しさが感じられるこの作品。そんなカラフルな魅力を実感いただけるキラキラとした演奏に、大盛況の前半終了です!

null
後半はボロディンの交響曲第2番。第1楽章の荘厳な主題から濃厚な後半スタートです。
民族音楽風のリズムや、どこか郷愁のある旋律など、ロシア音楽の魅力がこれでもか!と詰まったこの作品。

null
オーケストラとはもちろん、会場とも会話をするかのように音を紡いでいくラザレフさん。
ラザレフさんのタクトに導かれて、京響も、会場のお客様も一緒になって壮大な交響曲の世界が広がっていきます。

null
ダイナミックな第4楽章終了とともに会場からは割れんばかりの拍手とブラボーが!

なかなか取り上げられる機会の少ないプログラムでしたが、京響メンバーも、会場も、巨匠ラザレフさんの魅力に取りつかれ、これぞ!というロシア音楽の魅力を存分に堪能できる演奏会となりました。

ご来場くださいましたみなさま、誠にありがとうございました。

さて、そんな京響、次回の自主公演は

京響プレミアム 岸田繁「交響曲第2番」初演

2016年にお贈りした岸田繁さんの「交響曲第1番」に次ぐ新作「交響曲第2番」
ぜひ、みなさま新しい音楽の生まれる場に立ち会ってみませんか?
たくさんのみなさまのご来場お待ちしております!

2018年12月2日(日)16:00開演
京都コンサートホール・大ホール
広上 淳一(常任指揮者兼ミュージック・アドヴァイザー)
岸田 繁(作曲)
曲目 岸田繁:交響曲第2番 ほか

2018/11/16カテゴリー: ニュース  投稿者: kso
明日11/17、明後日11/18は巨匠ラザレフ再登場!「第629回定期演奏会」
11月も中盤、紅葉真っ盛りで、冬が駆け足で近づいているのを感じられる京都です。みなさまいかがお過ごしでしょうか。
さて、今日の京響は「第629回定期演奏会」(11/17&11/18開催)のホールリハーサルが行われました!

null

指揮は、日本フィル桂冠指揮者兼芸術顧問で、ロシアを代表する指揮者アレクサンドル・ラザレフさん。2012年の「第562回定期演奏会」以来の京響再登場となる巨匠ラザレフさんが今回取り上げるのは、グラズノフ:バレエ音楽「四季」と、ボロディン:交響曲第2番 というロシアの名曲たちです。

「四季」は、チャイコフスキーの三大バレエ(「白鳥の湖」「眠れる森の美女」「くるみ割り人形」)の振付家マリウス・プティパの委嘱によって、グラズノフが作曲したバレエ作品。バレエ音楽といっても、この「四季」には一貫した物語は存在せず、ロシアの四季折々の風景や動植物がバレエの世界で表現される作品です。

寒く、厳しい冬から始まり、実り豊かな豊饒の秋で終わる構成でロシアの四季の移ろいが表情豊かに描かれたこの作品。リハーサル中にもマエストロ ラザレフさんが「夏を思い出してください」などと指示されているのが印象的でした。(ただ、昨今の京都の酷暑の夏とは少し違うかも…?)
ロシアの人々が四季の移ろいをどのように感じているのか想像しながら聞いてみるのも楽しいかもしれません!

後半お贈りするボロディン「交響曲第2番」は、オペラ「イーゴリ公」(だったん人の踊りなどが有名ですね)の作曲者、ボロディンの大作。ロシアの多種多様な民族音楽のテイストが織り交ぜられ、ロシアの広大な大地を思わせるような、壮大な作品です。

null

リハーサル時には、絶対時間厳守!のマエストロ ラザレフさん。まさに“1秒も無駄にしない”緊張感あふれるリハーサルを繰り返して音楽を作り上げていきます。

null

巨匠ラザレフさんの指揮に導かれるロシアの名曲たちをぜひ、お聴き逃しなく!

京都市交響楽団「第629回定期演奏会」は11/17(土)、11/18(日)の2回公演!当日券・学生券も発売予定です。たくさんのみなさまのご来場、お待ちしております。

\2回公演/
2018年11月17日(土)
2018年11月18日(日) 
京都コンサートホール・大ホール
14:30 開演(13:30会場)*14:00より指揮者によるプレトークあり
指揮:アレクサンドル・ラザレフ
曲目:グラズノフ:バレエ音楽「四季」op.67
   ボロディン:交響曲第2番ロ短調
URL: 17日公演 18日公演

当日券&学生券(要・学生証提示)は 1:30pmから
後半券は開演後から休憩終了まで
京都コンサートホール・チケットカウンターにて発売

当日券:S¥5,000 A¥4,500 B¥3,500 P¥2,000
学生券:S¥2,000 A¥1,500 B¥1,000 ※学生券は、席種は選べますが、座席指定はできません
後半券:S¥2,000 A¥1,500 B¥1,000