今日、京響?

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2018/10/12カテゴリー: ニュース  投稿者: kso
公演終了!「第628回定期演奏会」
今日の京響は、「第628回定期演奏会」!

指揮にヨエル・レヴィさん、ヴァイオリン独奏にはヴィヴィアン・ハーグナーさんをお迎えしてお贈りした今回の定期演奏会。モーツァルトの交響曲第32番、ブラームスのヴァイオリン協奏曲、そしてバルトークの管弦楽のための協奏曲という、幅広い年代の名作をご堪能いただきました!

開演前には定期演奏会恒例の指揮者によるプレトークも♪

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登壇すると、なんと「客席から質問を受け付けます、個人的なものでも構いません!」というレヴィさん!「今回の定期演奏会の選曲について」「京響の印象について」といったものから、「レヴィさんの祖国について」といったものまで、会場から寄せられる様々な質問に一つ一つ丁寧にご回答いただきました。
中でも「なぜ指揮者になったのですか」という質問には「いい質問ですね」というレヴィさん。もともとご両親が音楽好きだった影響もあるそうですが、それよりなにか天から降ってきたものに突き動かされたように指揮者になったというレヴィさんのご回答には会場からも感嘆の声が上がっていました。

そして、モーツァルトの交響曲32番で開演!
序曲形式でコンサートの始まりにふさわしい華やかな旋律で会場が包まれます

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続くブラームスのヴァイオリン協奏曲ではヴィヴィアン・ハーグナーさんが登場!
赤のドレスが、オーケストラの黒の衣装の中で映えてとても美しいです♪

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ドレスの赤に象徴されるかのように情熱的な演奏を披露してくださるハーグナーさん。ハーグナーさんのあまりに素敵な演奏に、京響メンバーもより一層の熱演を繰り広げます。明るく、華やかな旋律の第3楽章が終わると会場からはいつもに増して華やかな拍手が!

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アンコールでは、J.S.バッハ「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番よりアダージョ」も披露してくださいました

後半はバルトークの管弦楽のための協奏曲

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通常、協奏曲というとピアノやヴァイオリンなど特定の楽器の独奏を伴う作品が主ですが、この協奏曲は、オーケストラのそれぞれの楽器をソリストのように扱った協奏曲。(プレトークでレヴィさんからもそのようにお話しがありました♪)

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まさに今の京響をご堪能いただけるドラマティックな演奏に、ダイナミックな最終楽章が終わると同時に会場から割れんばかりの拍手とブラボーが!!!

ご来場くださいましたみなさま、誠にありがとうございました!
こちらは終演後、レヴィさんとハーグナーさんのお写真♪お二人とも素敵な笑顔です

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さて、そんな京響、次回の自主公演は

「第629回定期演奏会」

日本フィル桂冠指揮者兼芸術顧問で、ロシアを代表する世界最強の指揮者アレクサンドル・ラザレフが京響に再登場!グラズノフの「四季」とボロディンの交響曲第2番でロシア音楽の神髄をご堪能ください!

\2回公演/
2018年11月17日(土)
2018年11月18日(日) 
京都コンサートホール・大ホール
14:30 開演(13:30会場)*14:00より指揮者によるプレトークあり
指揮:アレクサンドル・ラザレフ
曲目:グラズノフ:バレエ音楽「四季」op.67
   ボロディン:交響曲第2番ロ短調
URL: 17日公演 18日公演
2018/10/11カテゴリー: ニュース  投稿者: kso
明日10/12は「第628回定期演奏会」\当日券&学生券発売します/
日ごとに秋が深まり、朝晩は肌寒さを感じる季節になりました。あいにくの雨が続いている京都ですが、みなさまお変わりなくお過ごしでしょうか。
さてそんなどんよりしたお天気にも負けず、今日の京響では第628回定期演奏会のホールリハーサルが行われました!

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明日10/12(金)開催の「第628回定期演奏会」は、指揮にヨエル・レヴィさん、ヴァイオリン独奏にヴィヴィアン・ハーグナーさんをお迎えして、モーツァルト:交響曲32番、ブラームス:ヴァイオリン協奏曲、バルトーク:管弦楽のための協奏曲をお贈りいたします!

指揮のレヴィさんはルーマニア生まれ、イスラエル育ち。欧米のオーケストラでの活躍はもとより、現在は韓国KBS響でも音楽監督兼主席指揮者を務める熟練の名指揮者です!

こちらはバルトーク:管弦楽のための協奏曲の練習風景

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レヴィさんの緻密なタクトに導かれ、1音1音コンサートホールでの響きを確認しながらリハーサルが進められていきます。

各楽器がまるでソリストのように扱われ、奏者たちの腕の見せどころがたくさんあるこの曲。それぞれのパートの音や、各楽章の際立つ個性も聴き所です!バルトークの晩年の傑作として名高いこの曲をレヴィさん×京響の熟練の演奏でお聴きいただきますのでぜひお楽しみに!

そしてブラームスの傑作、ヴァイオリン協奏曲で独奏を披露するのはミュンヘン出身のヴィヴィアン・ハーグナーさん。12歳で国際デビューを果たし、以降欧米各地で活躍、知的な音楽性と情熱的な芸術性で高く評価される彼女のブラームスはまさに絶品!情熱的な演奏を存分にご堪能ください!

併せて演奏される序曲形式の交響曲 モーツァルト交響曲32番も含めて名演必至の「第628回定期演奏会」は明日10/12(金)開催!
当日券・学生券は当日18:00より京都コンサートホールチケットカウンターで発売予定です。開演前18:30からは指揮者によるプレトークもございます

みなさまのご来場心よりお待ち申し上げております!

「第628回定期演奏会」
2018年10月12日(金)京都コンサートホール・大ホール
19:00開演(18:00会場)*18:30より指揮者によるプレトークあり
[指揮]ヨエル・レヴィ
[独奏]ヴィヴィアン・ハーグナー(ヴァイオリン)
[曲目]モーツァルト:交響曲第32番ト長調K.318
  ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調op.77
   バルトーク:管弦楽のための協奏曲
[チケット] 
  S¥5,000 A¥4,500 B¥3,500 P¥2,000
  学生券:S¥2,000 A¥1,500 B¥1,000(要学生証提示・18時より発売)
  後半券:S¥2,000 A¥1,500 B¥1,000(開演後から後半開始まで発売)

[URL] 第628回定期演奏会



2018/10/11カテゴリー: ニュース  投稿者: kso
公演レポート!京響プレミアムスピンオフ「ラジオタイムス~ことばが結ぶシンフォニー~」
先週 10/5 京響プレミアムスピンオフ「ラジオタイムス~ことばが結ぶシンフォニー~」公演が京都コンサートホールで行われました!その様子をお伝えします

ヴォーカリストの西川貴教さん、作曲家の大島こうすけさんと、広上淳一さん×京響という異色&夢の共演が実現された公演、京響プレミアム スピンオフ「ラジオタイムス~ことばが結ぶシンフォニー~」
「まるでラジオDJのようにクラシックとポップスをミクスチャーさせる一夜限りのセットリスト。自由な発想でお届けする実験的コンサート。」という趣旨のもと、耳馴染みのあるクラシック曲、完全書き下ろしオリジナルの新曲、クラシック曲の今までに無いアレンジ、西川貴教さん楽曲のオーケストラアレンジ版まで、バラエティー溢れる選曲でお贈りいたしました。

なんとステージ上には西川貴教さん、大島こうすけさんによる楽しいトークをお贈りするべく、パーソナリティ席も用意されました!

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公演は今回のラジオタイムスのオープニング用に書き下ろされた楽曲「Timeless Journey」でスタート!

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続く大島さんリクエストの ホルスト:組曲「惑星」木星 は、西川さんのヴォーカルによる「Jupiter」バージョンと、原曲とを続けてお聴きいただくというオーケストラならではの試みが!

西川さんの楽曲「awakening」「Roll The Dice」は大迫力のオーケストラアレンジでお聴きいただきました。オーケストラのサウンドにも負けない西川さんのパワフルなヴォーカルに大興奮のうちに前半終了!

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続く後半は、西川さんリクエストの リムスキー=コルサコフ:熊蜂の飛行 からスタート。今回は大島さん編曲によるラジオタイムスオリジナルバージョンで、ギタリストの菰口雄矢さんとのセッションが組み込まれたスペシャルな「熊蜂の飛行」をお贈りいたしました。

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続く書き下ろしの新曲「Prisoner」でも素晴らしいギターのプレイを披露してくださった菰口さん。京響メンバーもヒートアップして熱演を繰り広げます!

ヘンデル:歌劇「リナルド」より 私を泣かせてください(涙の流れるままに)のオリジナル日本語バージョンでは、西川さんのしっとりとした歌声が京響の演奏とマッチ!美しい響きでホールが包まれました。

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そして最後の曲は、誰もが1度は聞いたことがあるであろう、モーツァルト:交響曲第25番第1楽章。今回は京響による演奏に続いて、この曲をモチーフにした新曲「インスタント・アンサー」をお贈りいたしました。この「インスタント・アンサー」は、なんと京響が演奏するモーツァルトの交響曲25番のメロディーに、西川さんが全く違うメロディーを重ねて歌うというとても斬新なアレンジ!そんなチャレンジングな曲にも関わらず、完璧にそして情熱的に歌い上げる西川さんに京響メンバーもより一層の熱演を繰り広げます!

まさに「クラシックとポップスをミクスチャー」させた渾身の演奏に会場からは大きな拍手とブラボーが!!!

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アンコールでお贈りした書き下ろし曲「Hikari」も含めて大盛況&スタンディングオベーションをいただいての終演となりました!
西川さん、大島さん、菰口さん、広上さん、そして京響にブラボー!

ご来場くださいました皆さま、誠にありがとうございました。

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そして、今回の公演はもう一つスペシャルなことがありました。
なんと、ニコニコ生放送で生中継していただいていました!

http://live.nicovideo.jp/gate/lv315796732

なんだか京響の演奏が全世界に発信され、画面上でたくさんの視聴者からのコメントに彩られる様子はとても感慨深いものでした…

まさに自由な発想でいろいろなチャレンジをした当公演!
ご来場くださいました皆さま、ご視聴くださいました皆さま、誠にありがとうございました!