今日、京響?

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2018/04/13カテゴリー: ニュース  投稿者: kso
ダミアン・イオリオ、日本デビューの「第622回定期演奏会」!
今日の京響は、「第622回定期演奏会」の本番でした。

ダミアン・イオリオさんの指揮のもと、
レスピーギの大作「ローマ三部作」を
じっくりとお聴きいただきました☆

チケットは数枚残るだけのほぼ完売!!
幸先の良い2018年度シーズンのスタートです☆☆☆

こちらは開演前のイオリオさんによる「プレトーク」から
(英語通訳は小松みゆきさん)。
初めての日本の印象や、今日演奏する「ローマ三部作」について
たくさんお話をうかがうことができました☆
イオリオさんは子どものころローマに住んでいらっしゃったので、
この「ローマ三部作」で描かれている名所などをすべてよくご存知なのですね!
(半分イタリア人!というだけあって、イオリオさんはお話好きのようです♪)
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そして本番スタート!音楽でローマの街と歴史を辿ります。
まずは、「ローマの噴水」から。
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「夜明けのジュリアの谷の噴水」「朝のトリトンの噴水」
「昼のトレヴィの噴水」「たそがれのメディチ荘の噴水」
夜明けから黄昏まで、ローマにある4つの噴水を巡ります。
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水しぶきが目に映るように鮮やかな音の描写!
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続いて、「ローマの松」。
この三部作の中で一番有名で演奏の機会も多い作品です。
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古くからローマで歴史の移り変わりをじっと見守り続けている
「ボルゲーゼ荘の松」「カタコンブ付近の松」
「ジャニコロの松」「アッピア街道の松」という
4か所にある松の木を通じてローマの歴史が綴られます。
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「ジャニコロの松」では、月明かりの中でナイチンゲールの鳴き声がきこえ、
「アッピア街道の松」では、古代ローマ軍の凱旋を表現する
金管楽器のバンダも大活躍して
壮大でダイナミックな音絵巻が繰り拡げられました~!
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休憩をはさんで、三部作の締めくくりは「ローマの祭」。
「チルチェンセス」「五十年祭」「十月祭」「主顕祭」
という、ローマの4つの祭が描かれます。
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京響=広上のライブ録音CDにも入っているのでお馴染みですが、
イオリオさんの「祭」は、イタリアらしい歌と熱気にあふれた「祭」です♪
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「チルチェンセス」での金管楽器のバンダや、
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「十月祭」でのマンドリンと
コンサートマスター泉原隆志さんのソロによる甘いセレナードなど
レスピーギの音楽の聴きどころがぎっしり♪
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マエストロ・イオリオさんの情熱的なタクトのもと、
陽気なお祭り騒ぎの熱狂で、「ローマ三部作」はクライマックスに!!
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鮮烈で華麗な日本デビューを見事に飾った
ダミアン・イオリオさんと京響メンバーにブラボー☆☆☆
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今日は2018年度のオープニングとなる定期演奏会ということで、
特別にアンコールとして、同じくイタリアの作曲家ポンキエッリの
歌劇「ジョコンダ」から「時の踊り」をお聴きいただきました~♪
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最後に、終演後のダミアン・イオリオさんと京響コンサートマスター泉原隆志さんの
すてきな笑顔です。感動あふれるコンサートをどうもありがとうございました!!
そして、ご来場くださったたくさんの皆さまに心から感謝申し上げます!
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次回の京響定期演奏会は、
5/19&20開催「第623回定期演奏会」です。
広上淳一さんの指揮のもと、生誕100年バーンスタインを祝って
交響組曲「波止場」と、ピアニスト河村尚子さんをソロに迎えた
ピアノと管弦楽のための交響曲第2番「不安の時代」に加え、
ショスタコーヴィチの交響曲第9番もお贈りします。
チケットは、京都コンサートホールほか、各種プレイガイドで絶賛発売中ですので、
たくさんの皆さまのご来場をお待ち申し上げております!
2018/04/12カテゴリー: ニュース  投稿者: kso
明日はダミアン・イオリオ指揮で「第622回定期演奏会」!
今日の京響は、明日4/13(金)開催
「第622回定期演奏会」のホール練習でした。

指揮には、現在ミルトン・キーンズ・シティ・オーケストラの音楽監督として
ヨーロッパやアメリカで活躍中の俊英指揮者ダミアン・イオリオさんが登場!
イオリオさん、今回がなんと日本デビューとなります~☆

お聴きいただくプログラムは、
イタリアの血も受け継いでいらっしゃるイオリオさんにぴったりの、
イタリアの作曲家レスピーギの最高傑作「ローマ三部作」!
ローマをこよなく愛したレスピーギが、「噴水」「松」「祭」という
ローマの名所と情景を音楽で描いた大作で、
リムスキー=コルサコフに管弦楽法を学んだ
レスピーギらしい艶やかで色彩豊かなオーケストレーションと、
バンダやオルガン含む大編成のオーケストラによる
ダイナミックなサウンドをたっぷりとご堪能いただきます!

こちらは今日のホール練習風景から。
「ローマの噴水」では、夜明けから黄昏まで
ローマにある4つの噴水が音楽で描かれます。
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「ローマの松」では、「ジャニコロの松」できこえるナイチンゲールの鳴き声や、
「アッピア街道の松」での金管楽器のバンダにご注目を!
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そして「ローマの祭」でも、下手サイド上で演奏する金管楽器のバンダが大活躍!
「十月祭」でのマンドリンやコンサートマスター泉原隆志さんのソロもステキです☆
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京響自慢の管楽器&打楽器セクションも絶好調で大炸裂!
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ホールを揺るがすかのように大音量で輝かしく鳴り響くオーケストラの響きは
とにかく迫力満点です!
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一夜でまとめて全部、聴けそうでなかなか聴けない「ローマ三部作」!
京響の「今」が凝縮されたものすごい名演奏となる予感ですので、
聴かないと絶対に後悔しますよ~~!!!

ダミアン・イオリオさんの指揮で「ローマ三部作」をお届けする
「第622回定期演奏会」は、明日4/13(金)
京都コンサートホールにて午後7時開演です。
(「噴水」→「松」→休憩→「祭」という演奏順です♪)
開演前の午後6時30分ごろからは
イオリオさんによる「プレトーク」(英語通訳付)も
開催いたしますので、ぜひとも併せてお楽しみください。
(「プレトーク」開始時間が今回から変更となりますのでご注意を!)

チケットは、S 席とB 席に残席がございまして、
当日券と学生券は午後6時から発売となる予定ですが、
いずれも残席わずかです!!
完売次第で販売は終了となりますので、どうぞお早目に!!
(当日券が完売となった場合、後半券は発売されませんので、ご了承ください!)
たくさんの皆さまのご来場をお待ち申し上げております♪
2018/04/08カテゴリー: ニュース  投稿者: kso
春を彩る高関健指揮「スプリング・コンサート」!
今日の京響は、毎春恒例「スプリング・コンサート」の本番でした。
「学生の街・京都」「文化の街・京都」にふさわしく、
学生や市民の皆様にお手頃な料金で
気軽にクラシック音楽をお楽しみいただこうと
2009年4月にスタートして以来、
今や京都の春といえば京響の「スプリング・コンサート」!
と言われるほど、すっかり定着してきたこのコンサート~♪

今年の「スプリング・コンサート」は、
常任首席客演指揮者・高関健さんの指揮で、
「オーケストラが描く物語」をテーマに、
バーンスタインの「キャンディード」序曲、サン=サーンスの「死の舞踏」、
デュカスの「魔法使いの弟子」、ベルリオーズの幻想交響曲という、
オペラのストーリーを描いた序曲や
物語を描写した交響詩などの標題音楽の名曲を集めて
たっぷりとお聴きいただきました~♪
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こちらは本番から。
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まずは、今年、生誕100年のバーンスタインの名作
「キャンディード」から、心がウキウキするような序曲を。
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今日は演奏だけでなく、曲間では演奏する曲について
マエストロ高関のとても詳しくてわかりやすい解説もあり、
コンサートの魅力がさらにアップ~☆☆☆
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続くサン=サーンスの「死の舞踏」は、
墓場から骸骨が出てきて踊るという、ちょっぴり怖い物語。。。
ハープによる真夜中の時計の音や、
シロフォンが奏でる骸骨の骨がカチカチ鳴る音、
オーボエによる朝を告げる雄鶏の鳴き声など、
とっても想像力をかきたてられる音楽です。
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この曲では、客演コンサートマスター三上亮さんが
調弦を変えた“悪魔のヴァイオリン”で見事なソロを披露!
骸骨が踊りながら弾く不気味なヴァイオリンを演じてくださいました。
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三上亮さんにブラボー☆☆☆
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そして、デュカスの「魔法使いの弟子」。
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魔法使いの弟子が、ほうきに魔法をかけて水くみをさせ、
でも魔法の止め方がわからず大洪水になってしまう~!という物語が
見事に音楽で表現されていました!
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休憩をはさんで後半は、ベルリオーズの幻想交響曲を。
まず演奏の前に、この作品がいかにすごいか!ということを
高関さんがスコアを取り出して解説~!(さすが、高関教授!)
ベートーヴェンの死からわずか3年後に作曲されたこの「幻想交響曲」。
当時ベルリオーズはベートーヴェンの交響曲連続演奏会を聴いて
ベートーヴェンから大きな影響を受けたので、
この幻想交響曲の中にはところどころに
ベートーヴェンの交響曲を思わせる部分があるということですよ。なるほど~!
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また、この作品の第5楽章において舞台袖で鐘(カリヨン)が鳴らされるのですが、
今日は特別に、そのカリヨンをお客さまにもご覧いただきました~!
(このカリヨンは群馬交響楽団さまからお借りしたものです!)
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今日は舞台下手袖でこんな感じで↓演奏されました!
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そしてベルリオーズの大曲、幻想交響曲を!
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一人の女性に恋をして破れた若い芸術家が見た幻想的な夢の物語が
マエストロ高関のタクトのもと、京響メンバーによる色彩あふれる響きで
ドラマティック&ダイナミックに描かれます!
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マエストロ高関&京響メンバーにブラボー☆☆☆
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今年は桜の開花が早くて、うっかりお花見タイミングを逃してしまった方も、
今日の「スプリング・コンサート」で春を存分に満喫してくださったことでしょう☆
終演後には、会場のお客さまから、
「高関さんのお話興味深かったです。特にカリヨンを見ることができて良かったです」
(京都市内在住/50歳代)
「はじめに指揮者の方が内容の説明をしてくださったので、
情景を思いうかべながら聴くことができ、おもしろかったです」(宇治市在住/30歳代)
「京都に住んでいて良かった」(京都市内在住/50歳代男性)
「初めての京響でしたが、とても良かったです。チケット代も安くて
学生の娘にはうれしいことでした。また来ます。」(北海道在住/50歳代)
「ベルリオーズの4楽しょうのティンパニのひびきがすごかった。」
(京都市内在住/10歳代)
「テーマに沿い、解説もあったコンサートで、とてもおもしろかったです。
演奏も素晴らしかったです。お値段も手頃で、ぜひまた来たいと思いました。」
(京都市内在住/30歳代)
などなど、たくさんの温かいメッセージをいただきました♪
ご来場くださいましたたくさんの皆さま、どうもありがとうございました!
今日の「スプリング・コンサート」を機に、次回はぜひ定期演奏会へも
ご来場をお待ちしております!

最後に、終演後の高関健さんと客演コンサートマスター三上亮さんです♪
新年度のスタートにふさわしい豪華なコンサートをどうもありがとうございました☆☆☆
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次回の京響自主公演は、
4/13(金)午後7時開演の「第622回定期演奏会」です。
今回日本デビューを飾るダミアン・イオリオさんの指揮のもと、
レスピーギの最高傑作、交響詩「ローマの噴水」「ローマの松」「ローマの祭」という
「ローマ三部作」をお贈りします(休憩は、「ローマの松」のあとに入ります)。
チケットは、京都コンサートホールほか、各種プレイガイドにて発売中ですが、
P席は売切で、S席とA席も残席が少なめになってきておりますので、
まだチケットをお求めでない方は、どうぞお早目に!!