今日、京響?

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February 2012 の投稿一覧です。
2012/02/28カテゴリー: ニュース  投稿者: kso
京響=広上のパワー全開「名古屋公演」!
また少し寒さが戻ってきた京都ですが、春はもう、すぐそこ!
ということで、まさに春を先取りしたかのような
ポカポカ陽気だった先週の金曜日に、
京響は、我らが常任、広上淳一さんの指揮のもと、
意気揚々と「第2回名古屋公演」を開催してまいりました~!

会場となった愛知県芸術劇場コンサートホールへは、
JR名古屋駅から地下鉄でわずか2駅なので、とても便利☆
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地下街には、京響のコンサートのポスターも発見!
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大きな芸術劇場の前には、あの有名な名古屋のシンボル、
テレビ塔が見えるのですが・・・、
今はちょうど、アナログ放送の電波塔としての役割を終えて、
リニューアルの工事中、とのことでした。
期間限定、グレー色のテレビ塔です!
(夜はいつものようにきれいに光っていましたよ~)
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芸術劇場の建物の中には、大ホール、コンサートホール、小ホールと
なんと3つもホールがあり、京響はコンサートホールで演奏。
「残響時間は満席時に約2.1秒」というだけあって響きはバツグンで、
京響メンバーもとっても気持ち良~く演奏させていただきました!
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リハーサルを終えて、いよいよ開場。
会場ロビーでは、Tシャツをはじめ、京響オリジナル・グッズも販売。
先日リリースしたばかりの京響のライブ録音CD第2弾も大人気で、
CD販売コーナーにはお客様が押し寄せています。
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色彩感あふれるR.シュトラウス:「ドン・ファン」の爽快な名演奏に続き、
(客席からは、1曲目からすでに熱いブラボーが!)
注目のラデク・バボラークさんが登場!
R.シュトラウスのホルン協奏曲第1番を勇壮かつ軽快に演奏してくださり、
その美しい音色と完璧なテクニックには、ひたすら圧巻されるのみ!!
演奏の後はブラボーの嵐で、声援にこたえて2曲もホルン・ソロのアンコールが!
「ホルンってこんなに簡単に演奏できる楽器なんだ~」
と思ってしまった方も多いかもしれませんね(笑)♪
(ホルンはとっても演奏が難しい楽器ですよ!!)
さすがバボちゃん、すごいっ!!!
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そして、後半は、
京響=広上、渾身のショスタコーヴィチ:交響曲第5番!!
緊張感あふれる丹念な演奏で、
落ち着いたテンポの中から熱いものが湧き出てくるようなフィナーレでは、
京響=広上パワーが炸裂し、会場からは大喝采が!!!
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終演後の会場アンケートでも、
「ショスタコの5番大熱演で目頭が熱くなった」
「意欲的なプログラムは聴き応え充分で素晴らしかった」
「京響の名古屋進出、遅すぎだが定着してほしい」
「マエストロ広上、絶妙のタクト」
「名古屋で年4~5回やってほしい」などなど、
温かいメッセージを山ほどいただき、感激です♪

当日券もたくさんお買い求めいただき、
会場は予想を上回る大盛況となりました。
お忙しい中、ご来場くださった名古屋の京響ファンの皆様、
本当にありがとうございました!!

「第3回京響名古屋公演」は、同じく広上淳一さん指揮で
2012年9月28日(金)に開催いたしますので、
名古屋の皆様、次回もどうぞお楽しみに!!
2012/02/19カテゴリー: ニュース  投稿者: kso
ストラヴィンスキーで大熱演!「第554回定期演奏会」
今日の京響は、井上道義さんの指揮で
「第554回定期演奏会」の本番でした。

プログラムは、オール・ストラヴィンスキー作曲で、
ハ調の交響曲、ヴァイオリン協奏曲ニ調、そして3楽章の交響曲
という、普段あまりコンサートで聴けない
珍しい曲が並びましたが、
井上マエストロがプレトークでおっしゃったとおり、
「たくさんのお客様が来てくださるようになった今だからこそ」
取り上げることができた、チャレンジングなプログラムです。
ご来場くださったたくさんの皆様に
心から感謝申し上げます!!

2つの交響曲では、京響メンバーが大健闘!!!
緊張感あふれるステージで、ストラヴィンスキーの魅力を
たっぷりお聴きいただきました!
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そして、ヴァイオリン協奏曲でソロを見事に聴かせてくださった
郷古廉さんは、テクニックと音楽性だけでなく、
まだ10代とは思えないほど
巨匠並みの落ち着きとオーラを持ったすごいヴァイオリニストです!
これからの成長がますます楽しみで、
またぜひとも共演させていただきたいです☆
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ストラヴィンスキーの難曲を大熱演の直後、
井上マエストロと郷古さんの1枚です☆
お二人とも、ものすご〜い演奏をした後の
満足感に輝く良い顔ですね!!
すばらしい演奏をありがとうございました!!!
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次回は8月に井上マエストロとの定期演奏会があります。
今度はプーランクの作品を聴かせてくださいますので、
どうぞお楽しみに!!
2012/02/18カテゴリー: ニュース  投稿者: kso
ストラヴィンスキーの魅力満開!「第554回定期演奏会」リハーサル
今日の京響は、元音楽監督&常任指揮者・井上道義さんの指揮で
明日に開催する「第554回定期演奏会」のホール練習です。

去年の2月の今ごろは、井上マエストロの指揮&演出の
「イリス」で非常に盛り上がっていましたが、
今年は定期演奏会で、ストラヴィンスキーづくしの
井上マエストロらしさがあふれるプログラムをお聴きいただきます♪

今日は朝からなんと、北山周辺は雪景色!!
やはり、嵐を呼ぶマエストロ、道義さん!?
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雪にも負けず、コンサートホールでは
真剣勝負の熱い練習が繰り拡げられました♪
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プログラムは、聴く側も緊張するような、
オール・ストラヴィンスキーのエキサイティングな3曲で、
まさに道義ワールド全開で~す!
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ヴァイオリン協奏曲では、10代にして世界的に注目される
話題のヴァイオリニスト郷古廉さんが登場。
練習でもクール&情熱的な名演奏を披露してくださいました♪
明日の本番、もう絶対に聴き逃せません!!!
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3曲ともストラヴィンスキー「新古典主義時代」の傑作。
言葉ではうまく表現できないのですが、
人間の本能をガツン、ガツンと刺激するかのような
この独特の響きと強烈なリズム、
う~~~~ん、やみつきになっちゃいそうです!!!
ズバリ、超肉食系プログラムでカッコイイ☆☆☆

明日は、午後2時30分開演で、
午後2時10分ごろからは、
井上マエストロによる「プレトーク」、
終演後は、井上マエストロ&京響メンバーと交流できる
「レセプション」も開催いたします。
チケットは、当日券S、A、B席(P席は売切れとなっております)、
学生券、後半券も発売予定です。

キリリと身が引き締まるような冬の寒さですが、
ぜひともストラヴィンスキーを聴いて、身も心も熱くなりましょう~!
京都コンサートホールへの皆様のご来場を
京響メンバー、スタッフ一同、心からお待ち申し上げております!
2012/02/04カテゴリー: ニュース  投稿者: kso
福島支援コンサートを開催しました(その2)
福島テルサでの公演の翌日2月2日は、
福島市の桜の聖母学院で学校訪問コンサートを
開催させていただきました。

この校舎の横には幼稚園、うら側一体には古い修道院が
あったそうですが、震災で壁が崩れるなど大きなダメージを受け、
やむなく撤去されたとのことです。
とても歴史のある建物であったようで、とても残念です・・・。
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学院のマリアンホール講堂は、とてもすてきなホール。
讃美歌を歌うためのバルコニーでしょうか。
かわいらしいオルガンも発見!
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今日は、京響メンバーによる金管五重奏のコンサートを
子どもたちや保護者の方々にお楽しみいただきました。
震災後、福島を離れてしまった方も多い中、
福島に残ってがんばっている子どもたち。
震災の影響でスキー教室も中止になったりして
遊びも限られている子どもたちに、
楽しい金管楽器のアンサンブルをたっぷりお聴きいただきました。

最初は拍手も小さく、反応が固かった子どもたちも、
次第に心がほぐれてきて、京響メンバーの面白いお話に
声をあげて笑ってくれて、ひと安心。
「ふるさと」では、みんな大きな声で一緒に歌ってくださいました!
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終演後は京響メンバーへの温かいメッセージとともに
きれいな花束をいただきました!
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最後は京響メンバーも別れを惜しんで、
子どもたちに手を振ります~♪
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そしてなんと、終演後は、
学院の学生さんが作ってくださった
栄養満点のすき焼きどんぶりをごちそうになりました~!!
春菊のトッピングがなかなか個性的!
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おいしいごはんに京響メンバーは大喜びです☆
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学院の先生方は私たちを言葉にできないほど温かく迎えてくださり、
また、福島にご実家のある元音楽主幹・渡辺正治さんご夫妻にも
最初から最後まで助けていただき、
何とお礼を申し上げてよいかわかりません。
どうもありがとうございました!

福島では先週から連日雪が続いていたようですが、
京響が訪れた2日間はお天気に恵まれました。
たった2日間でしたが、福島の皆さまへ音楽で
ちょっぴり元気をお届けできたのでしたら、とてもうれしく思います。
京響メンバーにとっても、福島で復興へのエネルギーを直接感じることができ、
生きることについて深く考えさせられた、貴重な2日間となりました。
福島の皆さまを励ますために訪れたのですが、
それとは反対に私たちの方が、
福島の皆さまからたくさんパワーをいただいたように感じます。

しかし、なんといっても、福島の皆さまの優しさと心の温かさに感激~!!!
福島はとっても良い町ですね。福島へ行って本当によかったです!!
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2012/02/04カテゴリー: ニュース  投稿者: kso
福島支援コンサートを開催しました(その1)
このたび、公益財団法人ローム ミュージック ファンデーションさま
およびローム株式会社さまから助成を受けて、
昨年3月11日に東日本大震災で大きな被害を受けた福島で、
我らが常任指揮者・広上淳一さんの指揮のもと
2月1日と2日に支援コンサートを開催し、少しばかりの心の支援を
福島の皆さまへお届けさせていただきました。

福島へは、東京で東北新幹線Maxやまびこに乗り換えて1時間半ほど。
思ったよりも近いですね。
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東京を出て、福島に近づいてくると、外は雪景色!
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いよいよ福島に到着です!
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まず2月1日の会場、福島テルサへ。
JR福島駅から歩いて10分程度なのですが、
道には雪が残っていて、ツルツルすべってなかなか歩けませんでした~(笑)。
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念入りなリハーサルのあと、開場を前にして入口には
たくさんのお客さまが!
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そして、本番スタート!
レスピーギの「リュートのための古風な舞曲とアリア」に引き続き、
京響ハープ奏者・松村衣里さんのソロでドビュッシーの「神聖な舞曲と世俗的な舞曲」を
お聴きいただきました!
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休憩をはさんで、京響首席クラリネット奏者・小谷口直子さんのソロで
モーツァルトのクラリネット協奏曲第2楽章を。
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松村さんと小谷口さん、お2人の華麗なるツーショット!
ハープとクラリネットの熱演に、
「美しいハープをあんなに近くで聴けて感激しました!足のペダルまで見えました!」
「クラリネットの温かい音色に感動しました!遠くから来てくださってうれしかったです!」
と、福島の皆さまからはたくさんの拍手&ブラボーをいただきました~♪
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そして最後はモーツァルトの交響曲第41番「ジュピター」を!
「皆さん、食いつくように聴いてくださいますね。音楽に飢えていたのでしょう」
と広上さんが語っていらっしゃいました。
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割れるような拍手にこたえて、アンコールで「ふるさと」を演奏し、
会場の皆さまもご一緒に歌っていただきました。
歌いながら涙する方も。
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終演後もなかなか拍手が鳴りやみませんでした。
寒さの中、ご来場くださった福島の皆さま、
本当にありがとうございました!!!