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2025年4月現在 (◎首席奏者 ○副首席奏者)
常任指揮者
2019年、名高いブザンソン国際指揮者コンクールで優勝、併せてオーケストラ賞及び聴衆賞を受賞。2018年には、最も権威ある国際的な指揮コンクールの一つである東京国際音楽コンクール<指揮>でも優勝(及び特別賞、齋藤秀雄賞を受賞)している。第28回(2020年度)渡邉曉雄音楽基金音楽賞、公益財団法人ソニー音楽財団
第21回(2022年度)齋藤秀雄メモリアル基金賞
指揮部門、第1回(2023年度)毎日芸術賞ユニクロ賞など受賞多数。2024年2月、総監督・小澤征爾氏の生前の指名によりセイジ・オザワ松本フェスティバル史上初の首席客演指揮者に就任。サイトウ・キネン・オーケストラへは2022年の同フェスティバルでロラン・ペリー氏演出のモーツァルトの歌劇『フィガロの結婚』を指揮してデビュー後、すぐに再招聘を受けた。故郷の青森で2025年夏にスタートする「青い海と森の音楽祭」芸術総監督。
2020年から2022年までベルリン・フィルハーモニー・カラヤン・アカデミー奨学生、及びキリル・ペトレンコ氏のアシスタントを務めた。その間、カラヤン・アカデミー団員との沖澤自身のコンサート・プロジェクトに加え、2022年3月にはドイツ連邦共和国大統領フランク=ヴァルター・シュタインマイヤー氏主催によるベルリン・フィルハーモニー管弦楽団メンバーとのウクライナのための連帯コンサートを指揮。さらに2022年5月には、カラヤン・アカデミー50周年を祝うキリル・ペトレンコ氏との記念コンサートにも出演した。
2023/24シーズンは、バーゼル室内管弦楽団、ウィニペグ交響楽団、ケベック交響楽団、BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団にデビュー。また、東京交響楽団、及び2022/23シーズンにアーティスト・イン・レジデンスを務めたミュンヘン交響楽団へ再登場した。2024年6月にはNHK交響楽団で定期公演デビューを果たし、2025年5月にはロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団へデビュー予定。
読売日本交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、東京都交響楽団など、日本を代表するオーケストラへ定期的に客演。
ネーメ・ヤルヴィ、パーヴォ・ヤルヴィ、クルト・マズア各氏をはじめとする数多くのマスタークラスを受講。2019年にはリッカルド・ムーティ「イタリア・オペラ・アカデミー
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東京」で指揮受講生に選出された。これまでに、オーケストラ・アンサンブル金沢の指揮研究員を務めたほか、日本とヨーロッパにおけるオペラ・プロダクションでもさらなる経験を積んだ。2020年11月、東京二期会オペラ劇場公演
レハール作曲『メリー・ウィドー』を指揮、2025年2月には『カルメン』で再び東京二期会に登場。
青森県生まれ。幼少期からピアノ、チェロ、オーボエを学ぶ。東京藝術大学で指揮を高関健、尾高忠明両氏に師事して修士号を取得。2019年には、ハンス・アイスラー音楽大学ベルリンでクリスティアン・エーヴァルトとハンス・ディーター・バウム両氏のもと第二の修士号を取得した。ベルリン在住。
2023年4月から京都市交響楽団第14代常任指揮者に就任。
指揮者
桐朋学園在学中に22才でNHK交響楽団を指揮してデビュー以来、日本の音楽界をリードし続けている日本を代表する指揮者のひとり。これまでに日本フィル正指揮者、大阪フィル専属指揮者、東京交響楽団常任指揮者、京都市交響楽団常任指揮者、群馬交響楽団音楽監督を歴任。現在東京交響楽団名誉客演指揮者、京都市交響楽団桂冠指揮者、琉球交響楽団音楽監督、高崎芸術劇場芸術監督、瀬戸フィルハーモニー交響楽団ミュージックアドバイザー。
国外においてはロイヤルストックホルム管弦楽団、フランス国立ロレーヌ管弦楽団、オーケストラカンヌ、オーケストラトスカーナ、プッチーニフェスティバルオーケストラ、ルーマニア国立放送交響楽団、インディアナポリス響、コロラド響に等に度々招かれており、ハワイ響には旧ホノルル響時代から20年以上にわたり定期的に招かれている。またフィルハーモニア管弦楽団の日本ツアーの指揮者も務めた。また、東京文化会館の初代音楽監督として東京音楽コンクールの基盤を築いたほか、数々の自主制作の企画を成功に導いた。
毎年夏に横浜で開催される国際音楽セミナーMMCJを2001年に指揮者のアラン・ギルバートとスタートさせ、共に創立音楽監督を務めるなど教育活動にも余念がない。
幅広いレパートリーでも知られ、その中でも日本を代表する邦人作曲家作品の初演やジェームス・マクミラン作品及びジョン・アダムスのオペラ日本初演等は代表的に挙げられる。
小澤征爾、森正、秋山和慶、尾高忠明、岡部守弘らに学ぶ。NHK交響楽団指揮研究員時代にはW・サヴァリッシュ、G・ヴァント、F・ライトナー、H・ブロムシュテット、H・シュタインらに学び、タングルウッドミュージックセンターではL・バーンスタイン、A・プレヴィン、I・マルケヴィチからも指導を受けた。大阪芸術大学教授、東邦音楽大学特任教授。京都市立芸術大学、洗足学園大学各客員教授。
指揮者
東京生まれ。尾高惇忠にピアノと作曲を師事、音楽、音楽をすることを学ぶ。東京音楽大学指揮科卒業。1984年、26歳で「第1回キリル・コンドラシン国際青年指揮者コンクール」に優勝。以来、フランス国立管、ベルリン放送響、コンセルトヘボウ管、モントリオール響、イスラエル・フィル、ロンドン響、ウィーン響などメジャー・オーケストラへの客演を展開。これまでノールショピング響、リンブルク響、ロイヤル・リヴァプール・フィルのポストを歴任、このうちノールショピング響とは94年に来日公演を実現、さらに米国ではコロンバス響音楽監督を務めヨーヨー・マ、五嶋みどりをはじめ素晴らしいソリストたちとともに数々の名演を残した。
近年では、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管、ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ響、スイス・イタリア管、モンテカルロ・フィル、バルセロナ響、ビルバオ響、ポーランド国立放送響、スロヴェニア・フィル、サンクトペテルブルク・フィル、チャイコフスキー・シンフォニー・オーケストラ、ラトビア国立響、ボルティモア響、シンシナティ響、ヴァンクーヴァー響、サンパウロ響、ニュージーランド響等へ客演。国内では全国各地のオーケストラはもとより、サイトウ・キネン・オーケストラ、水戸室内管弦楽団にもたびたび招かれ絶賛を博している。
オペラ指揮の分野でもシドニー歌劇場デビューにおけるヴェルディ《仮面舞踏会》、《リゴレット》が高く評価されたのを皮切りに、グルック、モーツァルトからプッチーニ、さらにオスバルト・ゴリホフ《アイナダマール》の日本初演まで幅広いレパートリーで数々のプロダクションを成功に導いている。
2008年4月より京都市交響楽団常任指揮者を経て2014年4月より常任指揮者兼ミュージック・アドヴァイザー、常任指揮者として13シーズン目の2020年4月より2022年3月まで京都市交響楽団第13代常任指揮者兼芸術顧問を務めた。2015年には同団とともにサントリー音楽賞を受賞。現在はオーケストラ・アンサンブル金沢アーティスティック・リーダー、日本フィルハーモニー交響楽団
フレンド・オブ・JPO(芸術顧問)、札幌交響楽団友情指揮者、京都市交響楽団
広上淳一、京都コンサートホールミュージックアドバイザー。また、東京音楽大学指揮科教授として教育活動にも情熱を注いでいる。
2025年よりマレーシア・フィルハーモニー管弦楽団音楽監督に就任。
首席客演指揮者
ヤン・ヴィレム・デ・フリーントはウィーン室内管弦楽団首席指揮者、シュトゥットガルト・フィルハーモニー管弦楽団首席客演指揮者、ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団アーティスティック・パートナー。ベルギー国立管、香港フィル、hr響、メルボルン響、オランダ放送フィル、リヨン国立管、ロッテルダム・フィル、ロイヤル・コンセルトヘボウ管、読売日響等にも定期的に客演。
2015-2019年ハーグ・レジデンティ管弦楽団首席指揮者、2006-2017年フィオン・ヘルダーラント&オーファーアイセル管弦楽団常任指揮者、2015-2021年バルセロナ交響楽団首席客演指揮者、2008-2015年ブラバント管弦楽団(現・南ネーデルランド・フィル)首席客演指揮者を歴任。
デ・フリーントは、1982年に自ら創設し、2015年までコンサートマスターとしてリードしたコンバッティメント・コンソート・アムステルダムの音楽監督として国際的な名声を確立。コンバッティメント・コンソート・アムステルダムは17-18世紀の音楽を専門とし、ピリオド奏法をモダン楽器に適用することで、演奏機会が少ない数多くの作品に新たな生命を与えた。
オペラの分野では、ヨーロッパとアメリカにおいて、コンバッティメント・コンソート・アムステルダムとモンテヴェルディ、ハイドン、ヘンデル、テレマン、J.S.バッハ(ライプツィヒ・バッハ・フェスティバルでの「狩り」及び「コーヒー・カンタータ」)の作品をすべてエヴァ・ブッフマン演出により演奏。オランダ響とはモーツァルト、ヴェルディ、ケルビーニのオペラを取り上げ、『ドン・ジョヴァンニ』とロッシーニの『新聞』では同じくエヴァ・ブッフマン演出でスイス公演も行った。また、アムステルダム(オランダ・ライス・オペラ)、バルセロナ、ストラスブール、ルツェルン、シュヴェツィンゲン、ベルゲンでもオペラを指揮。
2024/25シーズンは、マドリードのRTVE響、ベルリン・コンツェルトハウス管、スタヴァンゲル響、ハーグ・レジデンティ管、トロンハイム響、リール国立管、チューリッヒ・トーンハレ管、ハノーファー北ドイツ放送フィル、ワルシャワ国立フィルに再登場。さらに「モーツァルト:ピアノ協奏曲第20&12番」(ピアノ:デヤン・ラツィック/ベルゲン・フィル/チャレンジ・クラシックス)、「シューマン:交響曲第3&4番」(スタヴァンゲル響/チャレンジ・クラシックス)、「エミーリエ・マイヤー:交響曲第4&6番」(ハノーファー北ドイツ放送フィル/CPOレーベル)という3つの新録音をリリース。
デ・フリーントは、オランダでテレビ・シリーズにいくつか出演するなど、様々な音楽番組への登場で知名度も高く、2012年にはクラシック音楽へのクリエイティブな貢献に対し、オランダ公共放送NPO Radio 4から賞を贈られた。
2024年4月から京都市交響楽団の首席客演指揮者に就任。