第642回定期演奏会
【ソリスト変更!】
出演を予定しておりましたスヴェトリン・ルセフは都合により出演不可能となり、
ヴァイオリン独奏をアレクサンドラ・コヌノヴァに変更いたします。
どうぞご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。
2018年の「第624回定期」で初登場、聴衆&楽員から大絶賛された逸材リオが再登場!今回は、京響が2015年ヨーロッパ公演でケルンの聴衆を魅了したプロコフィエフの交響曲第5番で流麗なタクトを披露します。1988年モルドヴァ生まれ、2012年ハノーファー国際コンクール第1位、2015年チャイコフスキー国際コンクール第3位(1位なし)に輝いて世界が注目するヴァイオリニスト、アレクサンドラ・コヌノヴァのラロは名演の予感!
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助成:文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術創造活動活性化事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会
協賛:
リオ・クオクマン ©Alexander Ivanov
アレクサンドラ・コヌノヴァ
指揮 リオ・クオクマン Conductor : Lio Kuokman
フィラデルフィア・インクワイアラー紙から「驚くべき指揮の才能」と称えられたリオ・クオクマンは、2014年にパリで行われたスヴェトラーノフ国際指揮者コンクールで最高位を受賞。2015/16年シーズンまで、フィラデルフィア管でヤニック・ネゼ=セガンの副指揮を任され、現在は香港ニュー・ミュージック・アンサンブルの首席指揮者を務めている。
これまでにフィラデルフィア管、デトロイト響、ロッテルダム・フィル、フランス国立放送フィル、トゥールーズ・キャピトル国立管、デンマーク国立響、N響、都響、ソウル・フィルといった第一線のオーケストラと共演。ラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ音楽祭やラ・フォル・ジュルネ(フランス、日本)にも定期的に登場し、シンフォニア・ヴァルソヴィアなどのオーケストラを指揮している。
オペラにも積極的で、《愛の妙薬》、《道化師》、《トゥーランドット》、《イル・トロヴァトーレ》、《リゴレット》、《カルメン》、《蝶々夫人》をはじめ、多数のプロダクションを指揮。ワレリー・ゲルギエフに招かれたマリインスキー劇場では、リムスキー=コルサコフ《プスコフの娘》を指揮した。ピアニストとしても活躍しており、これまでにカメラータ・ザルツブルク、フォートワース交響楽団など多くのオーケストラとソリストとして共演している。
マカオ生まれ。香港演芸学院を卒業後、ジュリアード音楽院、カーティス音楽院、ニューイングランド音楽院で学び、これまでにオットー=ヴェルナー・ミュラー、ヒュー・ウルフに師事。サー・サイモン・ラトル、マイケル・ティルソン・トーマス、ジェームズ・レヴァイン、クリストフ・エッシェンバッハ、アラン・ギルバートらのマスタークラスでも研鑽を積んだ。マカオ室内楽協会の創設メンバーで、同協会の代表に在任中。芸術文化の発展への貢献が評価され、香港とマカオの両政府から賞や勲章を授与されている。
ヴァイオリン アレクサンドラ・コヌノヴァ Violin : Alexandra Conunova
※本公演に出演を予定しておりましたスヴェトリン・ルセフは都合により出演不可能となり、
ヴァイオリン独奏をアレクサンドラ・コヌノヴァに変更いたします。どうぞご了承ください。
1988年モルドヴァ生まれ。2012年のハノーファー・ヨーゼフ・ヨアヒム国際ヴァイオリン・コンクールで第1位に輝いたほか、チャイコフスキー国際コンクールにも第3位受賞(第1位該当者なし)を果たした。
マーラー・チェンバー・オーケストラ、ハノーファー北ドイツ放送フィル、マリインスキー劇場管、トゥールーズ・キャピトル国立管、ウィーン室内管などのオーケストラから招かれ、ゲルギエフ、クルレンツィス、プレトニョフ、ノセダらの世界的指揮者たちと共演している。また、シモノフ指揮モスクワ・フィルの日本ツアー、エキルベイ指揮インスラ・オーケストラのヨーロッパ・ツアーにソリストとして参加した。グシュタード、ロンドンのBBCプロムス、アッカデミア・サンタ・チェチーリア、ハンブルク・アルゲリッチ、エクサンプロヴァンス・イースター、ラ・フォル・ジュルネ(ナントおよび東京)などの国際音楽祭に出演。室内楽の演奏にも情熱を注ぎ、R.カプソン、モロー、カドゥシュ、A.オッテンザマー、コセらと共演している。2018年夏には、ヴェルビエ音楽祭でのコジュヒンとのリサイタル(Medici.tvで配信)が大成功を収めた。
コヌノヴァは、出身地のキシナウで慈善財団「ArtaVie」を立ち上げ、若い音楽学生の支援を行っている。
ミハイル・リフィッツとの共演によるデビュー・アルバム『プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ集』(Aparté)は、国際的に高い評価を得、『グラモフォン』誌上では「確かなテクニックと大胆な解釈の両面において、一流アーティストとしてのコヌノヴァを浮かび上がらせる録音」と評され、「清新に考え抜かれ、生き生きと録音された演奏」が激賞された。このほか、エキルベイ指揮インスラ・オーケストラとともに、名門エラート・レーベルにベートーヴェンの《三重協奏曲》を録音している。
使用楽器は1730年製のグァルネリ・デル・ジェス「von Vecsey」