コンサートスケジュールコンサート詳細

第557回定期演奏会 京都コンサートホール

日時 2012年5月18日(金)
開演時間 7:00 pm
会場 京都コンサートホール・大ホール
出演者 ジョセフ・ウォルフ(指揮)
ヴィルデ・フラング(ヴァイオリン)
曲目等 ♪開演前6:40pm~プレトーク
エルガー:序曲「コケイン」(ロンドンの下町で)op.40
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調op.26
メンデルスゾーン:交響曲第3番イ短調「スコットランド」op.56
チケット 2012 2/19から発売!
S:¥4,500
A:¥4,000
B:¥3,500
P:¥2,000(舞台後方席)
お問合せ先 プレイガイド
チケットぴあPコード:155-824
ローソンチケットLコード:52018
備考 ♪当日残席がある場合のみ発売:学生券&後半券
 (S:¥2,000  A:¥1,500 B:¥1,000 )
※学生券は、開演1時間前から発売、
 後半券は、開演後から休憩終了まで発売

♪未就学のお子様のご入場はお断りいたします。
♪託児ルームあり(1歳以上未就学児/定員10名/有料:お子様1人につき¥1,000/公演1週間前までに京響075-711-3110へ要予約)

■助成:平成24年度文化芸術振興費補助金(トップレベルの舞台芸術創造事業)

557回定期演奏会

 英国の巨匠サー・コリン・デイヴィスの実息で、天賦の才能を持つ指揮者ウォルフが、歴史に基づく幻想を旋律美で紡いだメンデルスゾーン最後の交響曲「スコットランド」を聴かせます。共演は、ムターの秘蔵っ子で巨匠たちに認められるノルウェーの美しきヴァイオリニスト、ヴィルデ・フラング。北欧の自然のごとく雄弁な演奏に注目を!

  

ジョセフ・ウォルフ(指揮)                                          ヴィルデ・フラング(ヴァイオリン)(c)Lillian Birnbaum

 

♪公演チラシはこちら→

 

 

 

 

指揮 ジョセフ・ウォルフ Conductor : Joseph WOLFE

将来が極めて嘱望されるイギリスの指揮者ジョセフ・ウォルフはロンドン、ドレスデン、ベルリンで学び、そのキャリアをスタートさせたが、すでに今日、人も羨むほどの契約や再招請を受けている。最近ではロンドン交響楽団をバービカンセンターで指揮し、ただちに再招請を受けているほか、ロンドン・フィル、イギリス室内管、バーミンガム市響、ロイヤル・リヴァプール・フィル、ロイヤル・フィル、ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズ、アイルランド国立響、オランダ放送フィル、バンベルク響、ミュンヘン室内管、日本フィル、札幌響などと共演を重ねており、その演奏はいずれも非常に高い水準にあると賞賛されている。2011年には大阪センチュリー響への再演、東京都響と共演。

ヴァイオリニストであったジョセフ・ウォルフは、指揮をドレスデンのカール・マリア・フォン・ウェーバー大学在学中に学び始め、そこでドレスデン室内交響楽団を立ち上げ、その指揮をしている。同時期にはブランデンブルク・フィルの客演指揮者でもあった。英国に帰るとすぐにギルドホール音楽演劇学校で勉強を続け、そこではロンドン・ニムロッド・アンサンブルを結成。その後は、モスクワ響とチェコ・フィルとのコースを通してコンラート・フォン・アーベル(セルジュ・チェリビダッケの助手)、並びにヨルマ・パヌーラ教授(ヘルシンキ)の元で学んだ。2004年夏のタングルウッド音楽センターに招かれた際には、ひとつのコンサートの指揮をクルト・マズアと分担し、ブリテンのオペラ『真夏の夜の夢』の指揮助手を務めた。また、彼は第7回リーズ指揮者コンクールで受賞している。2003年にはバイエルン州立ユース・オーケストラとの初共演の後、すぐに同オーケストラの2004年のミュンヘン、ガスタイクでのコンサートとニュルンベルクでのコンサートに招請を受ける。両コンサートはバイエルン・ラジオで放送され、2006年夏には同放送局の録音のために再訪している。ロンドンでは、ギルドホール音楽演劇学校で200506年シーズンの指揮者フェローシップを受けたが、その期間中はギルドホール・シンフォニアの指揮と室内楽の指導、そして指揮クラスの助手などを務めた。

 

 

 

ヴァイオリン ヴィルデ・フラング Violin : Vilde FRANG

ヴィルデ・フラングは1986年ノルウェー生まれ。10歳でノルウェー放送交響楽団との共演でオーケストラ・デビューを飾り、2年後にはマリス・ヤンソンスの招きでオスロ・フィルハーモニー管弦楽団にデビューを果たした。その後もヨーロッパ、北米、極東でハレ管、BBCフィル、チェコ・フィル、スウェーデン放送響、コペンハーゲン・フィル、アムステルダム響、シンガポール響などのオーケストラと共演するなど、幅広く活躍している。また、今までに共演した指揮者にはアダム・フィッシャー、アレクサンドル・ラザレフ、アリ・ラシライネン、リチャード・ヒコックス、ロビン・ティチアーティ、ユライ・ヴァルクーア、マキシム・ヴェンゲーロフ、ヴァシリー・シナイスキーらがいる。ニューヨークのカーネギー・ホール、アムステルダムのコンセルトヘボウ、モスクワのチャイコフスキー・ホールなどでリサイタルやソリストとして演奏しているほか、シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭、メクレンブルク=フォアポンメルン音楽祭、バッド・キッシンゲン音楽祭、ラインガウ音楽祭、ヴェルビエ音楽祭、ルツェルン音楽祭などにも登場している。室内楽にも熱心に取り組んでいるフラングは、故郷ノルウェーではトゥルルス・モルクとレイフ・オヴェ・アンスネス、チェンバー・ミュージック・コネクツ・ザ・ワールド・フェスティバルではギドン・クレーメルとユーリ・バシュメット、シャンベリー音楽祭ではマルタ・アルゲリッチとルノー・カプソン、ゴーティエ・カプソンと共演している。また、2007年にはアンネ=ゾフィー・ムターと共演し、スカンジナヴィアとドイツでのツアーでバッハの二重協奏曲を演奏して大成功をおさめ、これに引き続き2008年にムターから再び招かれ、カメラータ・ザルツブルクとのアメリカツアーに参加した。2007年にロンドン・フィルにデビューした直後、フラングは2009年シーズンのロイヤル・フェスティバル・ホールでのコンサートに同オーケストラと首席指揮者であるウラディーミル・ユロフスキとの再共演が約束され、この公演は非常に高い評価を得たウィグモア・ホールでのデビュー・リサイタルの後に実現した。20113月初来日、NHK交響楽団との共演は絶賛を博した。2012年、栄誉あるクレディ・スイス・ヤング・アーティスト賞を受賞。

 

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